No.230より SHERCOラリープロジェクトの近未来像
Shercoラリーチームのエース、元ENDURO GPジュニアチャンピオンのロレンツォ・サントリーノ。COVID-19によるロックダウン、自身の怪我、そしてShercoラリーチームが目指すゴールについて、今まであまり語られなかった本音を訊く。
才能を信じる
今のところ、幸運の女神、あるいはラリーの女神はロレンツォ・サントリーノの側にはいないのかもしれない。ISDEにおけるスペインワールドトロフィチームのメンバーであり、2010年のENDURO GPジュニアチャンピオン。その経歴、そしてスピードと強さは誰もが認めるところだが、ダカールでは今のところ完走の実績がない。2019年のダカールデビュー戦では、南米のフェシュフェシュに隠れた岩にヒットしてクラッシュ。サウジアラビアに舞台を移した2020年もクラッシュして骨折、リタイアに終わっている。
ここから先は
4,313字
/
6画像
1998年に創刊。世界のエンデューロ、ラリーのマニアックな情報をお届けしています。
BIGTANKオンライン
¥740 / 月
BIGTANKマガジンは、年6回、偶数月に発行されるエンデューロとラリーの専門誌(印刷されたもの)です。このnoteでは、新号から主要な記…
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?