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ノースアイランドラリー
2015年。NIRの試走のため、ぼくとJECPROの中西悟は、サハリン北部を走り、最北端に近い小村、ニクラソフカに至った。5月下旬。青い海に流氷が浮かんでいて「あれはきっと今年最後の氷なんだ」と勝手に想像した。
ニクラソフカは、北方少数民族の村だった。
ラリー一行のビバークには、小学校の寄宿舎をお借りした。食堂もラリーのためにあけてくれて、地元の料理がふるまわれた。
小学生たちは、ちょうど夏休みで、家に帰っているのだった。
知らない土地を進む時の興奮と楽しさは例えようがない。
SSERのレッキ車、LC70は、試走の時と、NIR本番の時と合わせて2度、サハリンを縦断した。南北1000キロ、往復で軽く2000キロ。
このクルマは、タフそのもの。計器が充実。ライト(前照灯)が強力なのも頼もしかった。ただし、リーフスプリングはカタく、2週間も乗っていると確実に痩せた。一度、リーフを新品に交換した。
NIRは、レースではないが冒険的なラリーを目指している。5年の空白を経て、今年、第3回を北海道で実施することになった。
目的は、このスポーツを存分に楽しむこと。そしてモーターサイクルライディングを通じて、北海道、日本の魅力を世界中に発信することだ。
春木久史
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