[ピアノネタ]66歳にしてピアノを習い始める‼️ の巻
先週の金曜日から近所のピアノ教室に通い出したのですが、実は別に近所の高級住宅街の個人宅で教えている先生を見つけて昨日その先生の体験レッスンを受けてきました。
流石に高級住宅街の一戸建てだけあってピアノ室は10畳ぐらいの吹き抜けの部屋にグランドピアノが置いてあります。
先生は70歳を超えたお婆ちゃまなのでピアノ講師歴は50年近くあります。なのでこんな住宅街に看板も掲げずホームページ等の広報活動は一才しなくてもお弟子さんがたくさんいらっしゃるようです。
体験レッスンはもちろん無料。2時から始まったのですが、結局終わったのは5時で3時間。
1回のレッスン代は、3,000円。原則1レッスンは1時間なのですが、先生は乗ってしまうと3時間ぐらい普通にレッスンしてしまうそうです。
僕が弾ける曲(バッハ:インベンションとかソナチネアルバムのモーツァルトのソナタとか)を1曲ずつ弾いていったのですが、やはりグランドピアノといつも弾いている電子ピアノとではタッチが全然違うのでミスの連続でした。
僕がピアノのレッスンを受けたのは45年前の大学3年生の頃に2ヶ月だけ。それ以降は、ごくたまに弾く程度で45年間は殆ど練習という練習はしていません。今回なんで66歳にもなってピアノをちゃんと習おうと思ったのか? 一体目的はなんなのか、をこの1ヶ月ぐらいじっくり考えたのですが、やはりピアノが上手になりたい、という思いだけですかね。残りの人生で打ち込める事。それに深夜でも電子ピアノならいつでも練習できるし、ピアノを弾いている時は何もかも忘れて集中できるというのがメリットでしょうか? 老化防止にいいよ、みたいなことを言う人もいましたが、僕の頭は幸いそんなにボケてませんからまだ当分大丈夫かと思います。笑
さて、体験レッスンの中身はと言うと、
1)まず、基本的な姿勢ができていない。特に脱力ができていないので手首が硬い。良い音が出せていない一番の原因。
2)電子ピアノで練習している人の共通点はとにかく余計な力が入って音が大きいそうです。で、直されたタッチで弾いてみるとなんと音が全然変わってきました。先生の見本の音のように一つ一つの音の粒が正確で美しく聴こえてきました。なんかピアノが僕を受け入れてくれて、「お〜、ようやく優しいタッチで弾いてくれたじゃねぇ〜か。だったらもうちょっと良い音色を出してやろうか」みたいなピアノとの会話を感じました。いや、ホント。笑 とにかく、僕がピアニッシモで弾くぐらいがちょうどいいのかなぁって感じですかね。
3)そうそう、左右のバランスも言われたなぁ。あとアーティキュレーション。ハノン弾く時も上昇はクレッシェンド、下降はデクレッシェンド。曲を弾くつもりで集中してハノンを弾いてください、と。
先生曰く、「あなたは飲み込みが早くて指摘した事が直ぐにできるから、練習を積み重ねていけばすごく伸びるタイプだよ」とお褒め頂きました。流石に半世紀の講師歴、おだて方もお上手です。笑
で、来年3月か4月に先生の門下生の発表会があるので、それに是非出てください、と。
いえいえ、僕は他人様に聴かせる程の腕前じゃないし、なかなか練習時間も取れないので無理だと思います。でも、目標があった方が上達が早いと思うので発表会に出るのは吝かじゃないですってお答えしたら、じゃあ、曲目を決めましょう、と。
早っ! 笑
ショパンのワルツかベートーヴェンのソナタがやりたいです、って答えたら、いろいろ会話のやり取りがあって、僕は指がちゃんと動くので「子犬のワルツ」にしましょう、って事になりました。
え? こんな難しい曲できますかね? って聞いたら、絶対にあなたならできるって太鼓判を押されたので取り敢えず乗っかる事にしました。笑
帰宅後、「子犬のワルツ」の譜読みをしたりYouTubeでレッスン動画を観ていたら、フラット5つのDes durの曲って黒鍵を全部使うので返って簡単なのかも、と思い出したりしています。まぁ1年弱あればできるでしょう。
あ〜、それにしても広い家とグランドピアノが欲しい ! (やっぱりそっちかよ!)
以上、タクシー運転手の休みの一日でした。笑
よくYouTubeで観るツンデレ麻衣先生の「子犬のワルツ」