海外向けに地味にSNSプロモーションおこなっている話
先日の金井パパ(産みの親)のnoteをうけて、海外向けにどういう事をしていたのかをざっくりまとめたいと思います
結論から言うと、効果はまだ出ていない、あまり役に立つ投稿ではないと思いますが、金井パパが読んで参考にしてくれるかなと思って
インターネットの世界というのは全世界へ繋がっているというのが常識ですが、SNSという世界には言語/環境によって表示のされ方がまったく変わってくるので、越えなければならない壁があると思っていまCPX。
今の情報過多な社会では、自分が必要だと思う情報以外は遮断できるようになっていて(頭の中でも)、普段見ているタイムラインでもわかるように自ら求めない限り興味の無いものはあまり表示されなくなっています。例えばアラビア語やロシア語での投稿は見かけませんよね。
そういう意味でも、様々な環境に合わせた発信をしていきたいと思っているのですが、これがなかなか難しい(ロボ的に一体なのでキャパ的に)
まず海外でのSNSの主流について考える
海外展開する上でまず様々な国のSNSでどんなものが流行っていて、ミュージシャンがコンテンツを発信するという点を軸に運営した方が良いものがあるのかを探してみます。
検索ワード:SNS 海外(単純すぎる)
色々と出てきますね
やはり基本は、現在もオフィシャルで運営しているTwitter、Instagram、Facebook、TikTok、Pinterstなどがどの国でもメインとして上がってきます。
ヨーロッパなど、あまり触れる機会がない国はもっと様々なサービスがあるのかなと思っていましたが、どの国も同じようなサービスを使用しているという事がわかりました。
それ意外で日本でまだあまり馴染みがなく、ここから開拓する余地があるものは無いかと思って探してみると Reddit、Snapchat、Triller、Mixなどは比較的やりやすそう。
また、一部ではその国独自で広がっているSNSもありました
中国:Weibo、QZone
ロシア:VKontakte
アルゼンチン:Taringa
などなど。
さて、どうしますか?
まず出来そうなものから手をつけていきます。何がきっかけとなるかわからないし、可能性が1%でもあるのなら、とりあえずやってみよう。ダメなら退会すればいいや。というスタンスでやってみまCPX。
その上で既存のSNSも見直していきます。
Twitterの英語版を作る
実は英語用のアカウントは2018年から作っていました。RUSH BALL IN TAIWANの頃だったと思います。なんとなくこの頃から海外発信というのを意識し始めて、レーベルの担当に色々とお願いしたりしていました(おかげで海外配信のプラットフォーム先が増えました)
正直あまりその効果は出ていないのですが、中にはTwitterのタイムラインに他言語の投稿が出てくるとそれだけでフォローを外したくなるという人がけっこういます(以前、サイトに連携されて自動投稿されてしまった時に嫌がった人がかなりいたので)
バンドの情報でも英語の発信は受け付けないという感覚があるので、投稿場所を分ける必要があるなというのが一番の理由です。
時々「英語版アカウント意味あるの?」みたいな悲しいツイートも見かけ、挫けそうになりながらも地味に続けていますPX
Facebookは海外向けを意識して運用
2020年に入ってから、SNSの棲み分けを特に意識するようになり(ライブが中止になったり時間が空いたので見直し)、日本でFacebookを見ている層というのが年齢層高めで拡散するより見て満足するパターンが多いというデータ。そして海外ではFacebookがとてもエンゲージメントが高く、ホームページの代わりに見られている事が多いというデータなどを見かけ、ここでは海外に向けた英語での投稿を意識。ついでに海外にプロモーション発信を始めてみました
そのひとつが、Divide and Conquerというサイトでレビューしていただいたのとかですね。海外の方にも音楽はちゃんと通じるなと感じた瞬間でした。
それら甲斐もあって、Facebookに関しては日本人より、海外のフォロワーの方が増えました(今も徐々に増えています)
ここには国内でのライブ情報や日本でのメディア情報に関してアップしてもそれほど意味が無いと思うので、リリースやMVなどのタイミングで投稿しているので更新頻度はかなり下がりました。
TikTokは日本向け、Trillerはアメリカ向けに意識
TikTokに関しては先日書きましたが、歌詞を表示させて日本人の若者向けのイメージで運営しています。そしてそれに似たような動画を使用してTriller(TikTokに似たアメリカ発の動画投稿アプリ)にも投稿しています。
このTrillerはもともとHipHop系から始まった音楽系の動画が強いアプリのようで、細々と運営していたらTrillerの方から連絡をいただいて、BIGMAMAはオフィシャルアカウントとして認証され、使用できる楽曲も徐々に追加していってる効果もあってか、地味ですが再生回数が伸びています。今後に期待ですね。
その他は色々やってみたもののあまり効果が出ていない
Raddit、Snapchat、Mix、Weibo、VKなどは、時々投稿していますがあまり効果は出ていません。ただ、アカウントがあって定期的に発信しているという事と、運営を続けている期間をつくる事によって、下地を作っているイメージです。次のタイミングで大きく発信するための前段階として理解するためという意味も込めている感じですPX
既存のSNSを生かすために
もとい、既存のSNSについて再確認してみます。
SNSというものに関しては、今あるコミュニティを深くしていくというよりも、広がりを持たせていく事が重要だと思っています。
既にBIGMAMAを知っている人よりも、知らない人に届ける事。
そこで役に立ってくるのが、InstagramのReelsやIGTV、TikTok、Youtubeライブなど、フォローしていない人の投稿も表示させる仕組みです。アルゴリズムの波にうまく乗れた時に、多くの人に届く可能性を秘めていますので、同じ動画を投稿タイミングをずらしてアップしたりしています。
過去にリリースした作品を掘り返すと「なんでいまさら」みたいな意見が多く出てくると思いますが、投稿の発信先を“BIGMAMAを知らない人へ届ける”ことを目標に設定すれば、ここで改めて発信する価値はあるのではないかなと。
知っている人でも、久しぶりに体感したときに新しい発見があるかもしれませんし、今までバンドが作り上げてきた財産を埋もれさせてしまうのは勿体ないですよね。
クラシック曲が根付いている国にRocklassickシリーズを新たに宣伝するのは効果的だと思いますし、改めて「こういうバンドがいるんだよ」と知ってもらうために使いたいなというイメージです
検索結果を整えたい(途中で挫折)
下記がGoogleでポルトガル語で検索した結果です(なぜポルトガル語かというとブラジルの情報について調べてたので笑)
右側のアーティスト詳細の部分に関してはプロフィール分はWikipediaの情報から、ディスコグラフィーはMusic Brainzというデータベースサイトから拾ってくるようです。ということでWikipediaを更新、Music Brainzにディスコグラフィー登録っと。さらにGoogleアカウントの情報を更新して、、、写真も最新のものに。(今回気づいたのですが右側に、今Youtubeライブ配信を行っている動画が出てくるのですね)
これ以上はこちらではいじれない、というところまでやりました(地味な作業でした)
さて、日本での検索結果を調整したその先は、他の各国からの検索だとどのように表示されるのか調べてみます。
アメリカ
イギリス
韓国
ロシア
日本以外の国だと、すぐに詳細がでてこない。ここをなんとかできないかなと思いましたが、この時点でほぼ心が折れそうにx。
というわけで、まずは英語版のWikipediaを整えることが重要かなと思って作業を始めたのですが、仕組みが難しくてつかれたよパトラッシュ。途中で挫折しました。
どなたか詳しい方がいたらぜひ英語版wiki、整えてください(切実に人任せ)