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残り364日
1月1日が終わる瞬間、ふと考える。
早くも1日が過ぎた。今年もあと364日。年末までのカウントダウンが静かに始まっている。
毎年味わうこの感覚。
年が変わったばかりのこのタイミングで、「残りの日数」を意識する。リセットされたばかりの白紙の365日が、もう1ページ減っていく。その感覚が、妙に鋭く刺さる。
この感覚も不思議と日が経つにつれて薄れていく。
気づけば、残りの日数なんて考えずに、目先のタスクだけに追われる日々になる。残りの日数を意識する感覚は忘れがちだ。
うちの母がこんなことを言っていた。
「正月太りはその時に太るんじゃない、後から体重が増える」
これは本質を突いていると思う。
その影響がすぐに出ないと油断するが、後になって結果が現れたときに、自分の過去の過ちに気づく。
これは、時間の使い方や行動にも全く同じことが言える。
休みの日の過ごし方は、まさにそう。
仕事の日は自然と「戦略的」に動く。目標を意識して、どれだけ成果を出すかを考える。一方で、休みの日になるとどうだろう。
「何も考えずにゆっくりしよう」となりがちだが、
本当は「調整」の時間である休みの日こそ戦略的であるべき。
健康を回復させ、家族との絆を深め、事業成長を担う自身の心を整える、すべてを両立したベースラインコンディションを調整するために、休みの日の使い方も計画的であるべきだと思う。
無策な休日がすぐに悪い結果を招くわけじゃない。でも、後になって必ずその影響が現れる。
逆に言えば、戦略的に過ごした休みは、後から大きなアドバンテージになって帰ってくる。
365分割できる1年の、今日の1分割は軽視できない。たかが1日、されど1日。
与えられた時間は有限だ。どう使うかで、最後に笑えるかが決まる。
まだ364日ある、じゃない。
もう364日しかない。
この感覚を持ち続けることが、お前の1年をただのカレンダーの消化試合にするか、人生を変える挑戦にするかを分ける。
やるか、やるか、やるか。