【家具の配置アドバイス】こんな所、あんな所にピッタリな家具!86㎝モジュールのハチロク家具編①
木造建築の一戸建ての柱と柱の間は910㎜となっていることが多く、上の写真にあるような半畳の畳コーナーの壁も柱芯から柱芯が910㎜となっております!今回は様々なシチュエーションで約90㎝ほどの壁にピッタリな幅86㎝モジュールの家具をご紹介します!
幅86㎝モジュールの家具はBIGJOYが考えたオリジナル企画の商品です!
なぜ、幅86㎝モジュールの家具を作ることとなったのか?をまずお話しさせて頂きます。下の家具をご覧ください。
上の写真のシェルフが初めに商品開発した『ハチロク家具』となります。86家具は小さなカゴ、または収納BOXからすべては始まりました。ホームセンターや生活雑貨店で販売されている籐などでできた収納BOXの大きさは概ね決まっており、幅が38㎝前後で作られているものがほとんどでした。
つまり、オープンラックの収納スペースとして幅40㎝あれば、様々な収納BOXやカゴが収まると考えました。幅40㎝のオープンスペースを2か所、縦方向の仕切り板が2㎝ずつ、計3本あるため「2㎝+40㎝+2㎝+40㎝+2㎝=86㎝」となったことから始まります。収納BOXのサイズから逆算して、上で紹介したような収納家具の幅が決まったのです。そこに70㎝という高さを設定することで、高さ70㎝奥行き86㎝のダイニングテーブルと幅86㎝高さ70㎝のシェルフをくっつけることが出来ると考えたのです。
この家具の配置アイデアから・・・家具の寸法を幅86㎝高さ70㎝を意識して家具のモジュール化を計画したことで『86家具』が誕生しました。
今まで1000事例以上のコーディネート提案する中で幅90㎝という壁がいくつもありました。
こんな所、あんな所にピッタリな家具を紹介します。
まず初めに紹介するのが・・・
こんな壁に設置した幅86㎝のキャビネットです!
ダイニングスペースの奥に和室があり、ダイニングキッチンの横がリビングという間取り。ダイニング空間と和室を間仕切る壁として90㎝ほどのスペースがあり、その場所にちょうどいい感じに納まる収納家具なのです!
上の写真も同じような事例で・・・
リビング側から見るとソファの右奥の壁の向こう側に収納家具が設置してあります。
ダイニング横のスペースは結構広く空いているので、このスペースは家具が設置できる貴重なスペースとなるのです!
柱芯から柱芯が910㎜で、片側が壁というケースであればちょうどピッタリに納まります!
この事例もインターフォンや給湯器、電気のスイッチ下のスペースにピッタリ納まっております。左側の壁にコンセントがあるので、クランクした壁の端に家具を合わせて設置しております!
また、こんな事例も・・・
玄関ホールからリビングダイニングへ入った正面の壁に設置した幅86㎝の収納家具!
ソファの右方向をご覧ください。玄関ホールからリビングへ入るドアの真正面に幅90㎝ほどの壁がある間取りの場合も、幅86㎝の家具がピッタリ納まりました。
皆様のご自宅にこんな90㎝の壁はありませんか?あれば、収納家具を設置する貴重なスペースになる可能性があります!
また、今までにこんな家具の配置も提案したことがあります・・・
幅86㎝のシェルフと幅128㎝のシェルフをL字に並べる家具の配置提案です!
この住宅は壁の角とドアの間の壁が約90㎝ほどあり・・・
ドア枠の外側から壁の角までがちょうど86㎝となっていたこともあり、幅86㎝の2列2段のシェルフの側面に幅128㎝の3列2段のシェルフを組み合わせた事例となります。2つの家具の高さが70㎝と同じ設計となっていたので、L字に家具をくっつけるという家具の配置を現場で思いつきました。
L字に家具を組み合わせると言えば・・・こんな家具の配置も
このL字の壁はともに幅90㎝ほどありますが、ダイニングテーブルとの距離感を考えると、カーテンの束の横に幅86㎝の収納家具は納まりますが、あえてデスクを壁から40㎝はみ出し、奥行き40㎝のシェルフと面を揃える家具の配置となります。
上の写真は、壁の幅が45㎝ほどのしかなくても、こんな家具の配置が可能です!
カーテン横の少し広めな壁に幅86㎝の家具を設置し、シェルフの奥行き40㎝とデスクの側面を合わせ、L字に家具を配置する提案となります!こんなスペースでも幅86㎝のデスクとシェルフが置けるのです!
こちらの写真をご覧ください!
上の写真は4畳半の畳スペースで柱芯から柱芯が2730㎜という間口のスペースとなります。そこへ幅86㎝のシェルフを3つならべると・・・
どうでしょう?なんと作り付け家具のように壁と壁の間の有効寸法にぴったり納まるのです!910㎜×3マス分=2730㎜の壁の内寸はー130㎜すると2600㎜となります。左右の壁には床との隙間を隠すために10㎜ほどの巾木が取り付けられているので、床部分(畳部分)の有効寸法は2580㎜となります。
幅86㎝+幅86㎝+幅86㎝=258㎝となるので、有効寸法ピッタリに納まるのです
つまり・・・こんなケースでも幅86㎝のシェルフひとつがピッタリに納まるのです!
上の写真のように3帖分の小上がりの畳スペースに地袋のように足元に窓がついている場合に、角のスペースに幅86㎝の収納家具がピッタリに納まるのです!
こちらの事例も3帖の畳スペース、玄関ホールと畳スペースを隔てる壁は幅180㎝ほど。そんな壁に幅86㎝のシェルフが2本納まります。
また、畳スペースだけでなく同じようなフローリングのスペースでも・・・
階段とバルコニーの間のスペース・・・ちょっと狭いスペースですが、ここへシェルフを2台ならべて、お子さんのおもちゃ収納場所とすれば、おもちゃはキッチン側から見ると全く見えない位置となり、お部屋がすっきりとします!
これらのように木造建築の一戸建て住宅は尺モジュール、910㎜の柱間でできているので幅86㎝モジュールの家具がちょうどよく納まります。
今まで1000件以上コーディネート提案をしてきて、たった1例ですが、尺モジュールの住宅だからこそ、こんなスペースにぴったり納まると感じた写真を最後にご紹介させて頂きます。それがこの事例です!
玄関ドアが南面の壁から90㎝ほど離れた位置から取り付けられており、ソファの背中まで半減ほどのスペースがあった間取りだったので・・・
あんな所に幅86㎝モジュールの家具がピッタリに納まるのです!
こんな所、あんな所にぴったりな家具、86(ハチロク)家具をご紹介させて頂きました。参考にしてください。
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