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札幌のライブハウスSound lab moleをVR空間に作って音楽イベントを開催します

明日、5月15日17:00
Sound lab mole VRでDJ PARTYを開催します!


場所はClusterというプラットフォームでスマホやPCで入場可能です⬇️

DJ PARTYが好きな方、moleが好きな方は上記のリンクから会場にお越しください!



というわけで、今回の記事の内容は「なぜSound lad moleをVR空間に構築しDJ PARTYを開催するのか?!」です。開催1日前に準備が整い、無事開催できそうな見通しが立ったので多くの方に知っていただけたらと思いましてnoteに記します。

【なぜSound lab mole VRでイベントを企画したのか】

※なぜ企画したのかの一番強い動機は後半の方に記しました。重たい深刻な内容なのでエンターテイメントとして楽しんでもらうためにも途中で読むのを切り上げ会場に訪れてみてください!

①札幌のライブハウスmoleが営業できなくなっていたから。
②自分の出演するイベントが延期・中止になってしまったから
③アバター/仮想空間を素速く作ってくれる人がいた。
④怖い話
⑤明るいニュースが欲しかったし、作りたかった
⑥重たい理由



その全てが重なってイベントを開催することに至りました。
どれかが欠けていたら開催には漕ぎ着けられなかった思います。



大変すぎて!!!!!!!


それでは開催する理由を書いていきます!


①札幌のライブハウスmoleが営業できなくなっていたから。

札幌では雪まつりも開催されていて2月くらいからなんとなく...イベントに参加したり出演するのが難しいような雰囲気でした。自分もアメリカに招待されていたDJイベントも飛行機が飛ばないだろうし、しばらくはDJできないだろうと思っていました。そして4月13日に札幌のCOLONYというライブハウスが閉店のアナウンス。よくライブをしていた場所なのでなんとも言えない気持ちになったことを覚えています。

COLONYが閉店を決定し、ライブハウスが自粛を求められる中Sound lab moleも営業をしていませんでした。moleで開催されるイベントにも自分は出演する予定でしたが延期が告知されて「けっこう深刻だな」と感じていました。すぐに元の状況に戻らないかもしれないと。何か自分ができることは無いかと模索していました。(②も併記)


③アバター/仮想空間を素速く作ってくれる人がいた。

ここからは最初にこのイベントを開催するにあたりご協力頂いた皆さんをご紹介、お礼を述べさせて頂きます。


BIGHEADのアバターを1日で作成してくださったsatoh瞳さん
3月15日にtwitterで呟いた次の日にアバターを作って頂きました。
この最初のスピード感がイベントの始まりだったと言っても過言ではない


Sound lab moleを仮想空間に作成していただいたIchitaroさん。
やり取りを読み返すと4月19日にステージ制作依頼をお願いして4月20日にはmoleがCluster上にアップロードされていました。速っ!!

Ichitaroさんは2017年に別件で知り合いになった時からVR空間のお仕事をされていて、仕事の速度感と安定感は長年の経験からくるものだと。イベントについてアドバイス頂き改めて先見性を実感しました。


「moleを仮想空間に作ってイベントや開催したい」というよくわからないことを言っていたBIGHEADに即決の許諾をしてくださったmoleの中川さん。この時期に決断の速さは本当にありがたかった...

moleさんには10年前からバンドで出演させていただいて...バンドを辞めた後もCLUBイベントを開催していたmoleに遊びに行き泥酔。出禁になったものです。コンポーザーとしてCLUB MUSICを作り、DJとして活動している今の自分があるのもmoleさんのおかげだと思っております。

アメリカのLos Angelsで初めてDJする時も「moleで素敵なPARTYを観て、HOUSE全盛期のDJを体感していたから。自分にもきっとできる!」と思えました。

イベント開催・許諾関連の皆様
ご協力頂きありがとうございます!!

全ては書けませんが、Anamanaguchiのマネージャーさんにメールして7分で返信があって感動しました。「yeah go ahead」


タイトなスケジュールでもmoleへのビデオメッセージをお送り頂いたしらゆきさん。以前moleでDJ出演されていて、収束した時にはmoleの爆音で観たい!VR空間にフィットするメッセージありがとうございます!


④怖い話

ここからは怖い話。
・VRヘッドセット VICE COSMOS ELITE +トラッカー3つ
・windows VR readyの高性能PC追加
・mac用のグラフィックカード追加(vega 64+razor core)
・イベントのVJ制作
・Cluster含めtwitch/youtube/生配信設営

1ヶ月で用意するのは金額的にもリスク的にも不安でした。
そこまでやる必要ある?!って何回も思いました。
30万円以上かけてやるイベントとは?!と。



「アメリカでのDJイベントも延期になったし、未来への投資として」と何回も言い聞かせましたが、今書いていて冷静になるとやりすぎ感はありますね...でもなるべく少人数で、自分一人でもある程度イベントができるようになったら後々自由にできると思い踏み切りました。


この第1回がきっかけとなって色々な方向に可能性が拡がればと思っているので、ぜひとも会場にお越しいただけましたら幸いです。2回目以降はDJやパフォーマーの方と共演させていただけたらと思っております。



⑤明るい話、良いニュースが欲しかった




これも大きな理由です。
ポジティブなニュースが少ないと感じたので、自分も何か良い影響を与えることができたらなと。というわけでこのイベントのテーマソング的な楽曲を作りました。フリーダウンロードで公開となっておりますので是非お聞きください。

配信の収益はmoleさんへの寄付となっておりますので、ドネーションのリターンとしてお楽しみください!!


そして、このイベントは一夜限りの生配信でアーカイブ残りませんでお忙しいところ申し訳ありませんが明日の17時にお集まりいただけましたら幸いです。


下記チャンネル、フォロー頂けましたら配信時に通知あります!
https://www.twitch.tv/bigheadjapan



ここまでが明るい話となりますので、重たい話が苦手な方はここでページを閉じて会場や楽曲のダウンロードページに進んでいただけたら幸いです。ダークな話も大丈夫だよって方は読み進めてください(良いこと無いかもしれません)


⑥重たい理由



ライブハウスが自粛し営業できなくなった状況で、ミュージシャンが「うたつなぎ」「STAY HOME」「音楽の無料配信」ということを始めたから。詳しい内容はこちらもご参照ください。

最近色々な人がいて、色々な考えがあることがわかりました。ただ、自分は音楽を生業とする立場から見過ごすことができない状況だと感じnoteやtwitterに考えを記し、実際に行動で示すために今回のイベントを企画しました。

時が経って「バトン疲れ」という支離滅裂な状況になってみたいですが、無償のボランティアを強要してくる「不幸の手紙」は回り続けています。
疲れるなら最初からやめとけって。

ミュージシャンや芸術家という職業の役割は「普段の生活では思いつかない革新的な価値観を見つけて時代に提示する」「伝統や常識を打ち破り、常に枠を広げていく」ことだと認識しています。

「自分の行動が社会にどう作用するのか」よくよく考えないで皆やってるから自分も乗っかろう!...自分の頭で考えずに同調圧力を生み続けていることに気がつかない人はアーティストでもなんでもないしビジネスミュージシャン。

ミュージシャンやアーティストにとって「考えること」は一番大切かなと思っていました。でも、違うんだと。日本の音楽業界に関して言えば「爽やかな風が吹いている」ことが大切なんだと。自分の意見を主張したりせず、舐められて利用されても怒ったりもせず、もっと言うと考えたりもせず。「そよかぜー」が吹いていることが大切なんだと。知りました。

長くなりましたが、イベントを開催するモチベーションになったのは「うたつなぎ」です。開催を実現するまで課題が出てきて何度か心折れそうになりましたが「そよかぜ様」....継続的な動機になってもらいありがとうございます。


最後暗い話になってしまいましたが、自分のやりたいことや行動自体は明るい前向きなものにしたいと思っております。長くなりましたが、明日VR空間でお会いできることを楽しみにしております!





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