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ライブハウスは資金や支援が必要なのに、ミュージシャンが音楽を無料で配布し「音楽を聞くことに対価はいりません」というメッセージを投げ続けてるのは何故か
おはようございます。今日もよい1日を
毎日毎日、自分の頭で理解するのが難しい情報が飛び込んできます。
今回の投稿は、そのニュースの中でも音楽家として理解ができない現象について、直ちに論破して欲しくて投稿しました。頭の良い人に「これはこういう意図でやっているんだよ!」と、答えが欲しくて。
簡単に短く書いて行きたいと思います。
ライブハウス
2020年の2月-3月からライブハウスが自粛したり、させられたりして店舗営業できない状況でした。音楽リスナーが音楽を聞く、ミュージシャンが演奏する場所であるライブハウスが営業停止し音楽ライブに関わる人の収入が無くなりました。
国や市から自粛要請を受け営業を停止してもライブハウスは減収を補填されないという状況で。
複雑な問題で解決しなければならないことは沢山ありますが、シンプルにライブハウスの収入がゼロになり音楽を演奏・体験する場所を無くさないためには資金の支援が必要でした。
・クラウドファンディング
・Tシャツ/グッズを売る
・投げ銭を募る
・etc
現在も、存続のためにそれぞれのやり方で模索している時期。
他にも書くことがあるかもしれませんがざっくりとライブハウスの現状。
そして、次はライブハウスで演奏していたミュージシャンについて。
ミュージシャン・アーティスト
ライブハウスやイベントホールで音楽を演奏し、チケット代やグッズ代を収入源としていたミュージシャン・アーティスト。ライブハウス同様ビジネスの場所が無くなり収入が減りました。自分も日本とアメリカのDJイベントが延期・キャンセルに。ホールのキャンセル代も支払わないといけないイベンター・アーティストは収入ゼロというかマイナスの場合も。
ライブハウスが復活して演奏できるようにならないと、収入は減ったままで以前のような活動はできない。なのでライブハウスの復活を待つ、支援する。ような雰囲気。
ミュージシャンの多くはライブハウスを支援したい。自分が読み間違っていなければ世の空気はそんな状況だったと記憶しています。
そこで問題というか、理解できないことが発生しました。今も発生し続けています。
ミュージシャンが自宅で演奏した動画をSNSに投稿しているのです。
無料で。
・ライブハウスを運営するにはお金が必要。
・音楽をライブハウスで聞くにはお金が必要。
・音楽を聞くにはお金が必要。
・音楽を作る人が生き残るにはお金が必要。
そんな前提があり、今一番どうマネタイズするかが問題なのに。
何故?無料?
世の音楽ファン、または音楽ファンじゃない人に
「ライブハウスが存続するにはお金が必要です」
「音楽を聞くには対価が必要です」
って理解してもらうために投げかけてるのに
「音楽は無料で聴けます!」
「ぼくの家で録音して、あなたの家で無料で聴けます!」
って投げかけ続けてるの?
相反するメッセージなので、サイコパスかなって?思います。
「家の中にいましょう」というメッセージはyoutube上でも可能です。「音楽は無料で作れます」というメッセージを届けてしまうくらいなら最悪テキストでも良いくらいに思います。
もう一回書きます。
「音楽文化の重要拠点であるライブハウスを残すためには資金の支援や補填が必要です」でも「音楽は無料で聴けます!わざわざライブハウスじゃなくても僕の家で録って、あなたの家に届けます!無料で!!!!!!!!!」
頭おかしくなりません?矛盾というか逆じゃないですか?
自分の頭が壊れたのかな?って毎日投稿を見るたびに思います。
皮肉とかじゃなく自分がやったほうが良い、修正した方が良いという事を簡潔に書くと。
・家で録った動画や音源の一次公開先はyoutubeかtwitch。
そこでライブハウスまたはアーティストへ投げ銭できる場所を明記。
・どうしてもtwitterやインスタで無料で公開したいのなら投稿にライブハウスの投げ銭・クラウドファンディング先を必ず記載
なぜ一次投稿先がyoutube,twitchなのかというと、音楽は無料では聴けないというスタンスを暗示的にでも表すため。実際にはユーザーはyoutubeなので無料に近い形で聞くことができます、でも広告が表示され再生回数がアーティストやライブハウス(寄付すれば)に還元される。superchatやpaypalへの導線も簡単にできる。そしてSNSのライムラインで消費しないようにアーカイブして再生回数の数字化すること。
本当にライブハウスや音楽文化を守りたいのであれば「音楽は無料じゃない」というメッセージを常に明示する必要があります。
こういう皮肉は今の状態にふさわしくありませんが「テレワークが必要。自粛してください。三密を避けてください」というメッセージを発信するときにzoom会見やビデオメッセージにしないで記者が集まっている画面を見せるのと同じやり方です。「音楽は無料では成り立たない!といってるのに無料で提供している」
発信している人間が、メッセージと同じ行動していない、むしろ逆の行動をしていると受け取った人間は従うことができません。信じて守ることができません。
本当にライブハウスや音楽文化を守りたいのであれば「音楽は無料じゃない」というメッセージを常に明示する必要があります。
今はライブハウスにスポットライトが当たっていますが、次は演奏場所を無くしたミュージシャンやアーティストにも同じ状況になると考えてます。ライブハウスで演奏できないまま、ネットライブ配信者も増えて飽和し、ミュージシャンがtwitterで無料演奏を公開し続けると、後々マネタイズしようと思っても....
「音楽って家で録って、twitterで無料で配ってくれるんでしょ?」
「なんで3ヶ月前に無料で聴けたのが、お金かかるの?」
「タダで作れたよね?なんで有料なの?高く感じる」
っていうユーザーが出てきても僕はおかしくは無いなと思いってます。
「いや、あの時は無料だったから。自分はお金出すよ。」
という音楽ファンも出てくると思います。
でも...ライトなユーザーは音楽を守ってくれるでしょうか。
今回の事態を受けてライブハウスや音楽に対する日本国民の意見はある程度可視化されたように思うのですが...
というわけで、自分は「ライブハウスは資金や支援が必要なのに、ミュージシャンが音楽を無料で配布し「音楽を聞くことに対価はいりません」というメッセージを投げ続けてるのは何故か」わかりません。ぜひコメントやSNSのリプライでご教授いただけましたら幸いです。
こういう意見は少数派で自分が勘違いしている、至らない考えがあると思うので、無料で配布し続けるとどんな未来が待っているのか?是非とも教えください。
個人的にはPATREON、paypal、twitch,海外のWEBサービスですが音楽家がマネタイズするのに有効な方法だと思います。分断を促したりマウンティングをしたいわけではなく、音楽家が生き残るのに建設的な意見交換できたらと思っています。