英日バインリンガール兄妹日記①

息子7歳、娘5歳。2人とも生まれも育ちもアメリカで、現在はロサンゼルスの現地小学校に通ってる。
(現地校と言っても日本語の特別プログラムがある学校なので、普通とは少し違うけど、この話は長くなるからまた別で。)

私も夫も海外生活は10年以上だけど生まれて育ったのは日本なので、第一言語は完全に日本語。家での夫婦の会話もほぼ日本語。

この事実を踏まえた上で書きます。

うちの2人は英語の方が得意。
もちろん日本語も話せるけれど、英語もネイティブと言えます。

アメリカに住んでるんだから当たり前と思われるかもだけど、実はそうでもなくて。両親のどちらも英語ネイティブではない家庭の子は、未就学児や低学年の段階ではほとんど英語ができないことの方が多い。

だからアメリカの学校(特にうちはロサンゼルスなので)には、ESL(English as the Second Language)という英語を母国語としない生徒を対象に、同年齢のネイティブレベルに追いつくまで英語学習を補助してくれる制度がある。

基本的には自己申告なのだけど、まあ大抵、親が英語話者じゃない場合はこの制度の対象になり、入学時に英語のテストを受けさせられる。

そこでESLに認定されれば、学校で英語強化授業を受けられたり、補助が出たりして、どこかの段階でネイティブ並みになったと認定されるようになるまで指導を受け続けることになる。

うちは2人とも小学校の初年度であるキンダーの段階から、ESLには認定されず、英語はネイティブ並みだと認められた。

もちろんアメリカ人だし、これからもアメリカで生きていくんだから、この結果は子供達にとってプラスなこと。

だけど同時に、さっきも書いたように、日本人同士の親の元に生まれた、いわゆる2世の子供達が、学校初年度の段階でネイティブ並みに認定されるというケースは、正直言って珍しい。

私は言語学者ではないし、専門的な知識があるわけでもないし、なんなら私自身は英語を習得するのに10年以上かかっている(なんなら今も全然まだまだ)💦

けれど息子が生まれてから7年間ほど経験してきた子育ての中で、どうやって子供たちの言語と向き合い、取り組んで来たかを思い出しながら、少しずつ記録してみようかと思う。

言語教育に関して悩んだりもがいたりしたこともあった一方で、予想していた展開とは違う方向に行ったこともあった。

これまでのことを書き出す事で、これから先のバイリンガル教育(まだまだ先は長い)を考え直すための私の頭の整理になりそうだな。

②に続く


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