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日本語教師日記195.ときにははっきり言うことも(2)大人生徒
写真は記事とは関係なくて,香港から来ていた生徒が,香港のスタバから買ってきてくれたmoon cake,月餅です。とてもおいしかったです。
さて、続きです。
ヨーロッパ在住で日本との時差が7時間ある人たちがいます。
北米のように時差十数時間であれば、こちらの朝七時から午後二時終わりの時間帯が、あちらの午後から夜にかけてですので,仕事から帰ってきてから落ち着いてレッスンを受けてもらえます。
それがこちらが7時間先であると難しくなります。
生徒の方のアフター5はこちらの夜遅くから深夜の時間帯です。
それではというので、出勤前に希望する人が増えてきました。
そこで、これまでは2時に終わって用事や休息をしていた時間帯が、待機〜3連続のレッスン、いう日が増えたのです。
仕方ないことですが、夜寝る時には大丈夫だと思っていても、朝起きたら具合が悪いとか,早出になってしまったということがあります。
ヨーロッパの学習者が5人に増え、キャンセルに振り回されがちになりました。
毎日のように、待機していると、
2時50分にキャンセル第一報、3時59分に第二報、4時に15分に第三報のキャンセル依頼が来る、というような日があり、無駄に拘束されている感が出てきたため、みなさんに仕切り直しをお願いしました。
(はっきりいう時、英語だととても言いやすいです)
メッセージ 1
「Mさん
メッセージありがとうございました。
大変ですね。どうぞお大事になさってください。
キャンセル連絡のタイミングと授業料については、
今後、キャンセルルール通りにさせていただきたいと思いますので、
どうぞよろしくお願いします。
さて、レッスンを始められてから今日で10週ですが、レッスンを受けられたのは2回です。レッスンの間が空きすぎると,せっかく学んだことを忘れてしまうので これはもったいないです。
もし、コンスタントにレッスンを受けられるアイデアがおありでしたら、
どうぞ私とシェアしてください。
レッスンの固定日時の予約をやめて、ご自分ができる日に都度レッスンを申し込んでいただくことも可能です。
そのときに私の時間が空いていたらお受けします。
あるいは、一旦日本語レッスンをお休みし、落ち着いてから再開されるのでも良いと思います。
(再開時にご希望の日時が空いていないこともありますので、ご理解ください)
それではお返事をお待ちしています」
メッセージ 2
「Aさん
メッセージをありがとうございました。
ご主人とお義母さんの体調、ご心配ですね。
どうぞお大事になさってください。
レッスンですが、一旦中断し,様子を見ませんか?
このような状態では、勉強しても頭に入りませんので もったいないです。
落ち着かれたらまたご連絡をください。
A さん用にリザーブしてきた木曜日5時(JST)のスロットは他の生徒に開放させていただきます。
もし再開することがあれば、以前から何度かお話ししたように、
教材を使ってステップ・バイ・ステップで学びましょう。
回り道のようですが、そのほうが着実に上達できます。
それではお元気でお過ごしください」
ドタキャンの連絡のときには、とても申し訳ながって多くの言葉を費やしてくれるこのお二人からは、まだ返信はありません。
意外にほっとしているかもしれませんね。
始めるのは簡単ですが,相手があることを止めるのは難しい。
これはどこの国でも同じなのかもしれません。
次はもっと難しい、子供生徒が煮詰まっているケースです。
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