エッセイその17. ネイルは自分のためだったの巻
私の娘たちは、高校生ぐらいから、すごくおしゃれに熱心になりました。
特にここ数年は、ネイルに命を賭けているみたいです。
あんまり書くと、普段読んでないけど、これだけ読んで、
あとですごく怒られそう。
でも書きます。
さて、姉妹が揃って、ジェルネイルのサロンに貢いでいます。
シンプルなもので5000円以上、いろいろやるとそれ以上だそうです。
サロンの予約は取りにくいらしく、当日キャンセルをすると、
そのままビタ一文も負けてくれずに徴収されてしまうのですって。
アコギですよね〜。
で、親との約束は簡単に反故にするが、ネイル屋さんに予約をした日は、
雨や槍が降っていても、這ってでも行っています。
お疲れ様です。
長女の方は就職をして、鼻ピもネイルもOKな職場におりますが、
次女の方は、このところ、ネイルを自炊するようになりました。
立派な なんとかライトも持っています。
シールのようなものを貼って みたり、ネイルチップを作ったりしています。
おとなしいなぁ、勉強してるのかなぁと思うと、
背中を丸めて、一生懸命爪を作っています。
私それを眺めて、「よくやるね〜」と、感心しながらも他人事だったのですが、
ある日、片付けをしていたときに、引き出しの奥から一本の和風のネイルが出てきました。
それは数年前に友達がプレゼントしてくれたもので、
爪に優しく、匂いもしない自然素材の「胡粉ネイル」というものでした。
使い切らないうちに失くしていたものらしく、ちょこっと塗ってみたらなかなか良い感じ。
これは京都の和の絵の具の会社、「上羽絵惣」さんの製品です。
ちなみに胡粉とは、帆立貝の貝殻を粉末にした、和の絵の具の材料の一つだそうです。
ムラなくすーっと伸びて、発色もよくて素敵です。
名前がまた「おそら」「ソーダ」「瑪瑙」などとおしゃれです。
発売10周年ということで、いろいろ催しをしている中に、
「ねいる図案うで自慢」というコンテストがあります。
私は、好きになったのがつい最近ですので、夏の章と秋の章の2回だけ、参加しました。
夏の章は、かすりもしませんでした。
秋の章も4つも投稿しましたが、上手な人が目白押し。
とてもみなさんの風下にも立てません。
それにしても、ネイルチップを削ったり、塗ったり、図案を考えているときの私はおとなしい。
いるのかいないのかわからないぐらいです。
考えてみれば、どんなにエネルギーや時間を注ごうと、
絵柄まで見えるのは自分と、せいぜい恋人ぐらい。
(私は家族全員に何度も見せますが・・)
考えると究極の独り遊び、ひそやかな楽しみだということができそうですね。
今では、ドラッグストアでもセリアでもダイソーでも、
「なんか、出物はないかいな」と、ついネイルコーナーに足が向いてしまいます。
これから寒くなる季節、インフルと、第三波を迎えたらしいコロナは恐ろしいけれど、
家におとなしくしていて、ネイルをしている分には、私も人畜無害でしょう。
よかったよかった。
この先ですが、クリスマスや雪などをモチーフにして、
どんな絵を爪先に描こうかなと思うと、楽しみです。
「秋の章」コンクールに出した、ハロウィーンネイルです。
自分のネイル用のインスタグラムです。
https://www.instagram.com/makiko_gofun_nail_love/
こちらは、コンクールのページです。
https://www.gofun-nail.com/nailcontest?term=season3&page=1
上羽絵惣さんのサイト。
https://www.gofun-nail.com/