ビットコインが普及しない問題としてよく言われている高いボラティリティは時価総額が安いから起こる

ビットコインの普及が進まない要因として

高いボラティリティ(大きな値動き)

高い送金手数料

遅い送金スピード

ですよね。

高い送金手数料と遅い送金スピードは

普通にビットコインを送金した場合

今後も解決することはないでしょう。

10分に1度の認証、1MBの容量しかありませんからね。

これ大きくしたのがビットコインキャッシュとビットコインSVですが

全然普及もしないしブロック容量増やすとフルノードに大容量のサーバーが必要になりますから一般的な分散化の意味でダメダメなんですよね。

送金手数料は送金が詰まっているので手数料高い人からマイナーが優先的に送金するシステムのようなので

安くなることはないでしょう。

そこを解決するのが少額決済用にサイドチェーンみたいなの使って瞬時に個人間で取引できるライトニングネットワークを使うことで解決できるようです。

個人的には将来PayPayみたいなサービスにビットコインをチャージすることで瞬間無料決済になるかなと思ってます。

今の日本円も個人間送金できない現物のお札や銀行預金をPayPayにチャージすることで可能になっています。

その日本円がビットコインに変わるだけ。

で、問題になるのが日々、いや瞬間的な値動きの粗さです。

なぜ日本円や米ドル、ユーロが瞬間で大きく動かないのか?

全ては時価総額。

大きな時価総額の通貨は仕手と呼ばれる

ある方向へ値段を動かしたい連中が莫大な資金を使わないといけないため

そう簡単に10%とか動かせない。

財務省がやってる為替介入も数兆円使って1〜2円ドル円相場動かすのが精一杯なんです。

1〜2年単位で見るとドル円だって大きく動いていますが

日々の決済に困るほどの瞬間的な値動きはありませんから買い物の判断もできますよね。

ビットコインはまだ16兆円程度しか時価総額ありません。

1000億も資金があれば10%程度動かせます。

ヘッジファンドなど大口の仕手に動かせるし

欲しい人が多くなれば一気値上がりしますし

ダメだと思う人が多くなればすぐに半値くらいになってしまいます。

しかしビットコインの総発行量とインフレ率はシステム制御されているので

ドルや円のように政府中央銀行によるテキトーかつ傲慢極まりない感情的なインフレ率の設定が存在しません。

インフレ率は4年おきのブロック報酬半減期で半分になっていくことは決定事項。

で、仮に5年後インフレ率が法定通貨以下になり

1btcが1億円になれば時価総額は1800兆円になります。

ここまでくるとそう簡単に仕手が動かせる資金量でなくなります。

1btc1億円になれば今でも野放図な金融緩和を続けているドル円ユーロで受け取らない業者も増えてくるでしょう。

Amazonなんかが支払いの中心がビットコインになればビットコインを手放す人は激減するでしょうね。

そうなると1btc1億円プラスマイナス10%の範囲で

ドル円相場並みに安定する可能性は高くなると思います。

いや、その頃は物の値段、

例えば100円ショップが100サトシショップになりビットコインの価値が基準になっていれば

日々の決済に問題は起こらないでしょう。

もし食料やエネルギーをロシアや中東諸国、南米のこれまで欧米諸国に蹂躙されてきたエネルギー産出国がビットコインで輸出決済始めたら?

ボラティリティなんか問題なくなるでしょう。

ビットコイン憎し!でもビットコインを発行している国がありませんから戦争仕掛けることもできない。

その頃には法律で禁止にしても止められない可能性もあります。

輸出入など大きな決済は通常のビットコイン送金でいいと思います。

で、日々の買い物はライトニングネットワークやチャージ方式のPayPayみたいな決済サービス、もしくはビットコイン建てのステーブルコインで簡単に解決できるでしょう。

今のビットコインだけを見て

こんなの使えねーよ、って言ってる人たちは

あまりにも想像力が少ないのと

金融経済の仕組みを知らなすぎるのだと思う。

私も専門家ではないので妄想の範囲は抜けていませんが、お金の仕組みを少しかじれば

ビットコインの何が凄いのかわかると思います。

おそらく1btc1000万円超えてきたら

問題化され手を打ってくると思います。

暗号資産とか言って馬鹿にできる状況でなくなるからです。

ビットコインの支払い決済は既に今あるフィンテックですぐに解決できるんですよ。

AmazonがPayPayのような決済サービスをビットコインチャージ方式で始めたら

もう止まらないでしょうね。

銀行の中にも先進的なネット銀行はビットコイン預金サービス始めるところが出てくるでしょう。

ビットコイン自体はトランザクション丸見えですので信用創造できませんが

USDTが示したステーブルコイン発行による信用創造は可能。

貸しビットコインはできますよね。

私のように自分でウォレット管理できる人はおそらくほとんどいないでしょう。

特に大きな金額はハッキングリスクもあるので銀行のようなサービスに預けたいはず。

今は仮想通貨取引所がその役目を担っていますよね。

協会の設立でハッキング補償もありますから個人管理より安全だと思います。

ビットコインとドルや円にそんな違いはないでしょう。

ただ発行体があるかないかだけ。

ビットコインが定着した世界はビットコイン本位制による独自通貨を作って国家は生き残りを図るでしょう。

ゴールドと同じように預けたビットコインを引き出す人はほとんどいない状況になると思います。

そうなればビットコインと引き換えできるコイン発行すれば信用創造できます。

ビットコイン投資するならこのようなビットコインがどう普及していくのか

それを考えることが投資家の役目だと思います。

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