新解釈 三国志
どうも大妖精です。
あけましておめでとうございます。
そういえば年末に映画を見て来たので感想を書いてなかったなと。
この作品のレビューが新年一発目の記事でいいのか?などと悩みながらも書いていきたいと思います。
ネタバレも含むかも知れません。
でもそもそもネタバレってなんだろう?
三国志知ってたら流れはわかるだろうし、どこからどこまでをどう描くかしかないのでそこを説明したらもう全部ネタバレだわなと。
なので自分で見に行くって人は読んでも読まなくても行くのかな?
まあ不安な人は読まなくていいと思います。
私と三国志
さてまず私は三國志は好きな方です。
なので当初はこの映画は見るつもりはありませんでした。
実際予告編でも大泉さんたちがファンは見るなと言ってましたし、その方がいいんだろうなと素直に思いました。
最初の15分で笑えなかったら残り時間は苦痛でしかないという噂も聞きました。でも最初の15分で笑えたら笑いっぱなしだとも。
私自身は前者に間違いないと確信していました。
そもそも福田監督とは笑いの趣味が合わない?いや、趣味は合うのかも知れないけども笑いの質がこんな大作向きではないと思っているので福田監督の大作は避けてきています。
ゴールデン向きではないんだよなーってずーっと思ってる。
深夜にコッソリとやってる感じが一番楽しいという感じです。
なので映画館で、しかも三国志をやるって…絶対面白くならないだろ?と思ったわけです。身内いじりや小さい笑いをやるんだろうなあって。クスリと笑えるところが何か所かあるかも知れないが大爆笑することはないと。
しかしそんな思いを他所に、キャストは豪華になっていくし、宣伝もお金かかってるし、世の中が信じられなくなるほどに持ち上げられていくわけです。もうわけがわからないよ…
今は興行収入も2位にランクインですか。スゴイなあ。
そんな折に年末年始の自粛、時短営業ということでポッカリと予定が空いてしまった。
何をしようかと思ったところ、どうせならちゃんと見てみようかなとこの「新解釈 三国志」を見に行くことにしたのです。
映画館にて
京都のムービックスに行ったんですけども前回の緊急事態時のような席の間隔を空けて座るとかはやってなくて普通に座れる。
観劇中の飲食を控えろと言われる。もっと早くに言えよ。ってか普通に飲食させるつもりで売ってるやんとか色々と思ってたら隣におじさんがガサっと座ってきた。直感的にこの人はこの座席のチケットを持っていないなって思ったんですよ。
たまにチケットが違う席で空いてるからと勝手に移動する人居ますよね。
ああ、たぶんこの人は勝手に座ってるなと。知らんけども。
でもそんなに混んでない映画館でひとつ飛ばしてガサツな感じのおじさんに座られるのを不快に思ったわけです。
私もおじさんですから、おじさんが相手を見ておじさんというからにはもう相当なおじさんです。
そしてしばらくしたら席を立ち、私の背後の席に移動しました。
ああ、センターが良かったのねとか、やっぱり違う席に座ってたなとか、後ろもイヤだなとかいろいろと思いましたが映画が始まるとそれは吹き飛びました。
感想
うーん、途中で記憶がなくなってますね。
残念ながらクスリとも思わなかったです。
お話は桃園の誓いから赤壁終わりまで。
2時間なので予想通りではありますが相当はしょられています。
桃園→董卓→三顧→赤壁
間に長坂坡があったということなのでそこが私の記憶が落ちている箇所です。
全体的にフワフワしてます。
出演者をキャラ立てて、三国志の逸話に当てはめるコントを見ている感じです。
三国志ファンは怒るかもということなのですがもう今までの三国志は色々とアレンジされて来てるのでそんなことで怒らないでしょう。
むしろその程度かと期待値を越えなかったねというガッカリ感しかないです。
私が当初思い描いていたのは片山まさゆきさんの「SWEET三国志」が近いんだろうなって思っていました。
それよりも世界観が整っていなくて、福田ファミリーと呼ばれる役者陣の個性を三国志の登場人物に当てはめてそのエピソードをやるオムニバスコントという感じなのですが、もうそれに対して目新しさはさほどなかったですね。渡辺直美さんくらいかな。
もっとカッコよくも出来ただろうし、真面目にも出来ただろうし。面白くも出来ただろうけども、一番ふんわりしたところになったなあと。
良い言い方をするならば、意図してあのふんわりも難しいっちゃ難しいだろうなと思います。なのである意味すごく贅沢な作品。
あれだけの素材を使っておきながらいつもと同じ料理を作ったのか!?と驚きます。
でもやっぱり作品の評価としては低くなる。
見ても何も残らない。
そもそもの西田敏行さんが冒頭で「新しい解釈」というんだけど、その解釈そのものが全然新しさを感じないものなのと劉備に対しての新発見というがそれが最後まで続かないところなども一貫性がないと感じました。
これを見て三国志がわかるわけでもないし、キャラ被り、私には呂布・周瑜・孫権あたりのビジュアルの違いが分かりにくかったし、面白かったとも言い難い…
もっとバカバカしさが出たらまだ福田監督の良さが出たのではないかなあ。
いやバカバカしいんだよ。それはとても。福田作品のバカバカしさって小中学生が喜びそうなところなのでもう少し年齢の高い笑いがあるといいのになって思いました。でも人気なのはそれがいいという人が多いからなのかしらね?
出来れば予算をかけずに深夜枠でひっそりとやっていただきたい。コスパの良い監督なはずなのにコスパの悪いことやってる気がしてならない。
でも興行収入二位ということは世の中には受け入れられているということか?
よって感想は、世の中がわからん!というこですね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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