愚痴を斬(き)る
愚痴を言うのは
最も手軽なストレス解消法だ
と思っているかもしれないが
実は最も危険な
ストレス解消法でもあることを
ご存じだろうか
その理由は2つある
一つめは、
愚痴を言ったら、今すぐは
スッキリするかもしれないが
言い続けることで、自分の頭の中が
その愚痴への深い思いや探求で
いっぱいになってしまって
イヤな思いが体中にしみこんでしまい
精神的にも、肉体的にも
自分を悪い方向に導いてしまうことだ
愚痴を言い続けている人の
顔の表情や身振り手振りは
周りから見ていると
とても醜い表情になっていて
近寄りたくないオーラが
出ている
もう一つは、人は人間関係によって
成長もするし、衰退もすると
言われているが
いつも愚痴ばかり言う人の
周りには、同じく愚痴ばかり
言う人が集まるか
気がついたら
周りから良い人間関係の人が
逃げていき、気づいたら
誰もいなくなってしまっている
確かに逆の立場で考えたら
人の愚痴ほど役に立たずに
聞きたくない話はないと
誰もが感じるが
言っている本人は
気づいていないことが多い
新型コロナの影響で
したくても出来ない事や
見ることや聞くことが
制限されている今の環境には
陥りやすく見えない悪魔
なのかもしれない
そうはいっても
自分の思いとは
大きくかけ離れてしまっている
負の環境の中にずっと
置かれていると
愚痴りたくももなってくる
そんなときはどうすれば
良いのだろうか?
その環境を改善するには
その愚痴の原因となる状況に
対してもう一人の自分が
問いただしてみれば良い
どうすれば
その環境に染まらないでいけるのか
どうすれば
その環境から脱出できるのか
どうすれば
その環境を変えることができて
自分らしい行動が出来るのか
などの解決策を考えるように
していくと愚痴の連鎖を
止めることが出来ないだろうか
他人との話で出てくる愚痴に
対しても、何らかの解決策に
話をもっていくことで
愚痴の渦の中にはまり込まずに
発展的な会話に移動していける
そうすれば、精神的にも
肉体的にも、
自分も他人も
良い方向に進んでいける
のではないだろうか