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楽天モバイルが採用「スマホ直接通信衛星」5機、軌道上に展開完了–2025年から新世代機を投入


【要約】楽天モバイルが、スマートフォンで直接衛星通信できるサービスを2026年に開始予定。AST SpaceMobileの衛星を活用し、災害時や通信環境が悪い地域での利用を想定。従来の衛星通信より小型アンテナで利用可能で、グローバル展開も視野に入れている。

【本文】人工衛星を使ったスマホはもう既にスペースXのStarlinkは、すでに日本でもauが契約をしており、過疎地や海上での通信が始まっているが、

樂天が今改めて、人工衛星を使った通信システムに参入する目的は、どこにあるのだろうか

2020年3月楽天は、米AST & Science社へ出資し、戦略的パートナーシップを締結、比率は20%のようだ

ST SpaceMobile会長兼CEOのアーベル・アヴェラン氏によると、

スペースXのStarlinkでは、通信をするのにアンテナが必要だが(編集部注:Starlinkは2024年中にauスマートフォンと直接通信できるサービスを提供予定)、

スペースモバイルでは、空が開けていればアンテナなしでどこでも通信できるとアピールする。

スターリンクとKDDIは、まずSMSからとしている。

楽天とASTのサービスでは、2026年内の開始時では、音声通話、SMS、データ通信など機能別ではなく、まとめて利用できるようにする考え

三木谷氏は、緊急時の通信の必要性を指摘。先日日本でもサービスの提供が開始された「iPhoneの衛星SOS機能」について「良いサービスだと思うが、ブロードバンドは使えない。iPhoneだけ使えるもの」とコメント。

一方、スペースモバイルでは、携帯電話で利用できる周波数で通信するため、シームレスかつブロードバンド接続が実現するとした。

距離が長い通信をするためには、一般的に大きなアンテナが必要で、従来は衛星通信では大きなパラボラアンテナが必要だった。

スペースモバイルでは、携帯電話に搭載されている小さなアンテナで通信するために、衛星に搭載しているアンテナを大きくしているという。

スペースモバイルで用いる衛星「BlueBird」は、16m×16mの“今まで類を見ないような”(三木谷氏)巨大な衛星を利用している。

1つずつのパーツを小型化していくだけでなく、打ち上げた後どう宇宙に展開するかといった点まで、高度な技術が要求され、それを動かすソフトの技術が必要だという。

この衛星5基に対して1つのロケットで打ち上げるといい、アヴェラン氏は衛星に係る特許は3500にのぼるとする。

アヴェラン氏は、実証の段階では「衛星が少なく、24時間フルタイムでのサービス提供ができない」とコメント。

衛星1基は、およそ1時間30分で地球を1周するといい、地上では通信する衛星を適宜交代させることで、連続して通信できるようになる。

このため、地球全体をカバーするには、多くの衛星が必要となる。

楽天モバイルのほか、世界の40の重要な事業者がスペースモバイルに参画しているが、日本は電力システムなどの開発や調達をしており、重要な市場だと強調。

この意図は、日本にGoogleやマイクロソフトのデータセンターが次々と建設されていく背景に、米国での電力供給能力の限界から、日本にとの話を聞いたことがあるが検証はしていない(筆者)。

日本をカバーするには、45基の衛星が必要だが、早いタイミングで日本でも提供開始するとした。

三木谷氏は「日本が最初になると思っている」とし、数週間以内に新たな衛星の打ち上げなど発展が見られると、2026年サービス開始の進捗を示した。

今年の第2四半期に、5つの衛星を打ち上げる予定です。

プライオリティとしては、他社よりも楽天に利用してもらえるようにしていきたい。グローバルでの提供ですから、ASTによる通信サービスは欧州でも日本でも使える。

衛星90基でグローバルをカバーできます。5000機、4万機といった数が必要なシステムではありません。

これは、衛星が大きい(アンテナで25m四方)こと、そして特許技術のおかげです。

打ち上げる数が少なくて済みます。まず今年の第2四半期に5機を打ち上げ、その後、4機、12機といったペースで打ち上げます。

米AST SpaceMobile(ASTスペースモバイル)は米国時間10月25日、スマートフォンと直接通信できる初の商業衛星による、軌道上での展開を完了したと発表

9月には、初の商業衛星「BlueBird(Block 1)」5機を打ち上げた。日本では、楽天モバイルが2026年の採用を計画している。

個人的には、今後衛星通信が主流となっていくのであれば、日本企業100%の自前の人工衛星を日本近辺上空に配置し、サイバー攻撃など有事にも対応していけるといいのかなと思う

出典元(写真も)は下記URL参照
https://uchubiz.com/article/new54505/
https://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/news/1569528.html
https://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/news/1613473.html
https://corp.rakuten.co.jp/news/press/2020/0303_02.html


*いずれ日本独自の人工衛星が増えてくるか
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