9月30日

企画職になって半年が経ちました。

鳴かず飛ばずの泥水を啜るような日々を送っています。

「死んだろかな」と思うことが1週間のうち6日間あります。ブラック企業並のペースです。


今日もオンラインで企画打ち合わせでした。

企画プレゼンは、どれだけ肝が座っているかを試される場所です。

レミオロメンの「粉雪」をもじった企画をプレゼンする時、恥を捨て隣に住む兄を考えず熱唱しました。

「こな〜〜〜ゆき〜〜〜〜」

ズームは音を出したり、発言をすると発音元の画面が緑色の枠で囲まれます。

誰が喋ったりうるさくているかを分かりやすくする為かと思います。

緑の枠はどこにも現れませんでした。

全員ミュートにしているか、私がミュートしているのかとしか思えない静寂が続きました。

もしくは、この一瞬で死んだのかと思いました。

そして余生のことを同時に考え始めました。退職したら、南の島に住もう。なんの文明も見栄もない世界です。やたら尖った貝だけ拾って、ネックレスにしてメルカリで売ります。どうぶつの森の様な収入源で暮らそう。

私の側は今プレゼンをしていますが、中身は綺麗な白浜が広がる海岸にいました。


この職業は人と関わることがほぼありません。そしてこのコロナ禍、自分で消化するしかないのです。

滑り過ぎて、最近考えることに腹が立ってきました。

毎朝「死ね」と絶叫しながら7時には起きて企画を考えたりコンテを書いたりしています。

ちなみに今日6案持って行ったのですが、もらった感想は「絵が上手くなったね」だけでした。

母親には漫画家になったと思われています。

描くか〜


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