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最近小説を読んだ?

 僕は本が好きである。最近は週に1-2冊の本を買っている気がする。お金を使い過ぎているような気がしなくもないが、まぁ本ならええやろ!という小学生のマインドを持ち続けている。幼い頃は親から本をたくさん読みなさいと言われ、お小遣いとは別に本を買い与えてもらっていた。あの頃から僕の中で『本』とは、出費対象として特別なものであり、生活費や娯楽費とは別計上のいくらでも散財して良い対象なのである。だが、30歳にさし掛かろうとしている小太りの男がそんな金銭感覚で良いのだろうか。友達は夫となり、父となった。本を読むだけで褒められたあの時代とは違うのだ。友は子に本を与える立場なのである、僕にもついでに与えてくれ。

 最近は小説を読む機会が減っている。小説というものの定義をここでは、物語であるとしよう。僕は最近、物語らない本を読んでいる。技術書や哲学書、雑学の本なんでも良いが、物語を読まなくなったのである。なぜ物語を読まなくなってしまったのだろうか。本を読んで何かを得てやろうという、汚い狡猾的な男になってしまったのだ。おおよその場合はそれは知識であることが多い。かつては本からの見返りなど何も求めていなかったと思う。面白そうだから読んでみようとか、そういう動機が主であった。一方今でも、面白そうだから読んでみようという動機も無くはないが、本から何を得られるかを考えて本を選定していることが多い。成果をすぐ欲しがる資本主義に毒されたゴミ豚無能のゴミクズ野郎と呼ばないで、、、、、。この豚野郎!
 物語から得られるものはとても言葉で現しづらい。良い読了感とかそんなことを言っているのではない、感性と呼べばチープかもしれないが、そういう類のものが熟成されていく感覚があるような気がする。気がする、、、、歯切れが悪すぎる、でも仕方ない、形容しづらいから。一方物語らない本は、わかりやすい効能がある。知識である。知識を手に入れて何がしたいのかも分からない今、知識だけを蓄え僕はどこに向かおうとしているのか。


最近は仏教ブームなので、仏教に関する本を読んでいる。今はこれ。
マトリックス好きで、時間をかけて本を読みたい人にはおすすめ。そうではない人は、20ページぐらいで読むのやめると思う。
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よい曲を作り続けます