ポップな廃墟
本屋さんで「東京幻想作品集」を買いました。知っている町が廃墟になっているのって、新感覚です。
東京幻想さんの作品は、廃墟の中に動物がいて、建物は朽ち果てているのに動物が生き生きしているのが、不思議で素敵な世界観です。見ていて飽きません。
しかし、廃墟って何でこんなに美しいんですかね?心が引かれます。
実際に行ってみたくてよく「廃墟」とネットで検索するのですが、「廃墟=心霊スポット」みたいに出てくることが多いです。
別にホラーな経験したいわけじゃないんですよ。
ただ単純に廃墟が見たいだけなんです。
廃墟って昔は栄えていたであろう場所が歴史と共に誰もいなくなり、壊されることなく、ただそこにあるから、美しくて、それでいて切ない印象を受けるんですかね?
個人的にお勧めなのが、神奈川県の根岸森林公園にある旧根岸競馬場の廃墟です。
立ち入り禁止になっていますので、中には入れませんが、すごく近くで見れますし、建物自体がすごく立派です。
窓が割れていて、ツタが絡まり、リアルにディズニーランドのホンテッドマンションみたいな感じです。
心霊付きの廃墟だと、何だか呪われそうで恐いですが、ここは大きな公園の中にあり、家族連れや子供たちの遊び場として愛されている印象を受けました。なので、とても【ポップな廃墟】です。
根岸競馬場の廃墟の隣がバスケットコートがあり、小学生数人でバスケをして遊んでおり、何だかコジャレた印象を受けました。
私の地元の公園にはバスケットコート何て洒落たもんはないぞ。
この公園からは横浜のシンボル、ランドマークタワーを見れます。なので行くならやっぱり晴れた日ですね。
また1人の男性がおもむろに上半身裸になり、肌を焼いていたので、もしかしたら日焼けスポット【日サロ】という役割があるのかも。
ちなみに私の地元の公園にも、日サロとして裸になって肌を焼いていた人は一定数おりました。公園で肌って焼くもんなんですかね?
東京幻想さんの作品を見ながら、いつの間にかお勧めのポップな廃墟を紹介してみたの回でした。