山下達郎とカーティス
Curtis Mayfield(カーティス・メイフィールド)のライブを昨日、久しぶりに見て思ったのは、山下達郎さんのおかげで、彼の音楽の素晴らしさを堪能できているからだと思った。
毎週日曜日。
お昼2時からの55分。
僕の楽しみである『サンデーソングブック(Sunday Song Book)』
このラジオ📻番組のおかげで、
たくさんのオールディーズソングを知ることができ、
自分の知らない音楽の世界を聴いて知ることが、今でもできている。
僕にとって達郎さんは、
“音楽の師匠”なのである。
僕自身。
父親の影響で、
古い洋楽の音楽を聴いて育って、
逆に💧
父よりも、ずっと詳しくなって😅
よりディープな知識を探っては、
それが良い意味でも、悪い意味でも、
良い好奇心となって、
今の僕の音楽ライフがある。
達郎さんがサンソンで語る洋楽のオールディーズは、時に知っているものもあれば、時に全く知らない音楽の世界がある。
そんな中でも、
カーティスに巡り会ったのは、
達郎さん抜きしては語れないのだ...
達郎さんの楽曲の中で、
例えば『PAPER DOLL(ペイパー・ドール)』なんかは、カーティスのサウンドに近いものを感じる。
そして。
ライブアルバム『IT'S A POPPIN' TIME(イッツ・ア・ポッピン・タイム)』
ダニー・ハザウェイのライブ・アルバムのイメージしていると言われているが、カーティスのライブ・アルバムも参考にしているそうだ。
カーティスは、
非常にファルセット(裏声)を使う方で、キレイな歌い方をする。
シャウトしたり、
荒げて歌うブルースマンとは違う歌唱スタイルで、楽曲はソウルフルだが、歌い方が美しく、ハートフルで、声の温かさや、時に、もの悲しさを僕は感じる。
きっと。
達郎さんも、そういうところに惹かれていたのだと僕は思っている。
達郎さんは、
もう一つのライブ・アルバム『JOY』に収録されている『蒼氓』の中で、
カーティスの代表作である『People Get Ready(ピープル・ゲット・レイディ)』を、マーヴィン・ゲイの『What's Going On(ホワッツ・ゴーイン・オン)』とU2の1984年のヒットソング『Pride (In the Name of Love)(プライド)』を楽曲の口ずさむ部分がある。
『蒼氓』のテイクを聴くと、
カーティスのように、観衆とともに合唱するシーンがある。
こういったところを聴いてみると、
どこか達郎さんの音楽に影響を与えているんだなぁ...と、あとから、つくづく思う。
達郎さんがカーティスの作品の中で愛聴しているのは、この『There's No Place Like America Today』
僕はまだ正直。
このアルバムの良さは、わからない。
けど。
その良さが、わかる日が来るのだろう...
今一度。
カーティスの音楽に、昨日触れたことは、今自分が抱えている悩みをやわらいでくれているのだと思う。