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親と子どものこころのズレ

幼稚園や保育所に勤めて20年
退職したのは2021年3月だった
あれからもう4年になろうとしている

退職しようと決意したのは、お母さんたちと
もっとお子さんを真ん中に話がしたかった
お子さんの話から、お母さん自身の考えていること
今に至るまでの背景を聞かせてもらったりする中で
お子さんとの関わりや対応など
一緒に探っていくことがしたかった

けれど、そう決意して退職して
みんなが集まれる場所を…と思い、場所も借りてみたけれど
うまく活用ができなかった
どちらかというと、「カードリーディングで様々な方へ
メッセージを届ける」というスタイルになっていった
こうした流れも決まっていたんだろうと思うくらい、
あまりにも自然な流れだった

そして去年の8月からベビーシッターを始めた
ありがたいことに、ほぼリピーターさんで1ヶ月がFULLになる
実績も100回に近づこうとしている

けれど、シッティングを重ねていくごとに感じることがある
わたしが本当にしたいことはこれ?

あくまでもわたしの話なのですが
保育歴が長いだけに(そこにプライドが邪魔しているのかもしれません)
例えば、ご飯を食べている間
テレビを観ながら、遊びながら、ウロウロしていてもオッケーで、
そうしているお子さんの後を追って食べさせる
また、食卓にある物以外の物が「食べたい」となったら
それがご飯の途中でも出てくる
それでお腹いっぱいになったとしても、食べさせないといけない
(野菜は、ほぼないんだけれど…)
“ご飯を出来るだけ完食出来るようにしてほしい“とのことなので
色々やってみるけれど、ふとわたしが今までつけてきたスキルを
こうしたことに使いたかったのだろうか?と
考えることがある

もちろん、発達段階として自我が出てきて“食べない”というような
姿が出てきたときに、じゃあどうする?と保育をしてきた中で
“~したら食べてくれたこともあったからやってみよう”と
今までの経験からやってみたり、それを保護者の方と共有したりして、
お子さんを真ん中に話しをさせてもらっているな~と
感じることもある

ベビーシッターというお仕事に誇りを持っているし
やりがいも感じる
また、他のベビーシッターさんもすごいなぁと
やってみたからこそわかること

わたしがベビーシッターというお仕事をしたのも
じぶん自身、経験したかったのだと思う
やはり、やってみないとわからなかったことは
たくさんあるし
一番は、保育所や幼稚園に勤めているだけでは
わからなかった家庭の中が見えたこと

保育所や幼稚園では、子どもたちはお家の姿とは
違う姿を見せてくれているんだろなぁと感じてはいたものの
それをしっかり見させてもらっているなぁと思う

これからのわたしのやっていくことに
こうした多面的な捉え方が必要なんだろうなぁ
だから、経験させてもらっているんだなと感じる

“退職をする前から考えていた…
わたしが本当にしたいこと“これだ!”って思えることは何だろうって
(保育士や幼稚園教諭をしていた頃は“これだ!”って思ってたんだけどね)”

わたしが育ってきた環境は周りから見ると平凡な家庭だと思う
けれど、わたしと親(特に母親)とは
しっくりくる表現が出来ないのだけれど
「こころのズレ」があった

親は、子どもの幸せを願っている
子どもも親の幸せを願っている

けれど、例えば
「親は子どもを笑顔(幸せ)にしたいと思い表現する
しかし、子どもにとってはその表現は
笑顔(幸せ)になるものではなかった」
という感じ

これは一例だけれど、こういったことを
わたしは「こころのズレ」と呼んでいる

価値観の違いと言えばそれまでなのかもしれないけれど
おやこの関係ってそれだけで
割り切れるものでもないのでは?とわたしは思う

「こころのズレ」って結構しんどい
友だちや関わりのある人たちはこころの距離を
自然と取ることが出来るので大丈夫であることが多いけれど
家族だと違ってくる
だからこそ しんどい

何かされた訳でもない
心が通じない
それだけ

親側からすると、
子どもが親を幸せにしたいと思ってそれを表現し
「こころのズレ」があったとしても
それほど気に留めない
親は幸せを与える方に必死になっているから
子どもから与えられることはないと思っているから

子ども側からすると、
「こころのズレ」は大きく響く

先ほどの、【親側からすると…】の部分は
昭和や平成のおやこの関係の中に多かったのでは?と思う
最近は、このおやこの関係の中で子どもとの「こころのズレ」を
感じる親も多くなってきているのだと感じるところもある

わたしは、この「こころのズレ」を子ども側として感じ
しんどかった
どんな風に受けとめ、乗り越えようかと
インナーチャイルドを癒すことをやってみたり内観したり
色々やった
そして保育をしてきたのは、
たぶんこの「こころのズレ」を埋めたかったから
子どもたちとの関係の中でじぶんの小さな頃を投影し
「こころのズレ」を埋めることで
じぶんの今まで感じてきた母親との「こころのズレ」で
傷ついてきたじぶんを癒していたところもあるのだろうと思う

だからこそ、カードリーディングのクライアントさんの中で
様々な年齢の方がいらっしゃるけれど
本来は違うお悩みだったのに、親との関係がうまくいかなくて…とか
お子さんはもう成人されているけれど、そのお子さんの子育てで
ご自分の中で心残りがあってご相談に来られる方や
今、子育て真っ只中でご相談に来られる方などが
圧倒的に多かったりする

わたしの経歴が保育をしていたこともあるからかもだけれど
よくじぶんが向き合ってきた悩みと同じような悩みを抱えた
クライアントさんを引き寄せると言ったりもするので
そういったことかなぁとも思う

わたしが今、ベビーシッターで物足りなさを感じているのも
そこだと思う
子どもたちの「こころ」を見ていきたいし、
「こころ」に寄り添いたいけれど、それが出来ない
(子どもたちは“遊びたい”と思っているだろうなぁと感じていても
習い事に向かうよう、お風呂に入るよう、ご飯を食べるように伝えないと
いけない)(保育所でも同じようなことはあったけれど、ほぼ一日
一緒にいるのでどこかでその思いを満たすことはできたけれど、シッティングは時間が短いのでそういう訳にはいかない)
→この辺りもわたしが“出来ない”と思ってしまっているだけで、
本当は“出来る”のかもしれないけれど…

親になる世代が変わってきて「親と子」の見方も変わってきている
感じることも変わってきている
だからこそ今なんじゃないかなって思っている

【「こ(あるいは、おや)とのこころのズレ」を
じぶんでみていき、感じたことをアウトプットしながら
少しずつズレをうめていく(戻していく)
そうすることで、お互いに健全でフラットな おやこ関係を築く】
ことを目的とした
グループワークか講座みたいなものをしていきたいと思っています

今、少しずつ作っていっていますので
まだ少し先にはなると思いますが宣言しておくことで
きっとわたしの火星が動いてくれるはず!

わたしの軸としてある信念としては
「本来
親は子どもの幸せを願っている
子どもも親の幸せを願っている
そこに一人ひとりが(何歳であっても)
感じたり立ち返ることで
じぶんへの信頼や幸せを感じてほしい」
ということです

今、感じていること・やりたいこと
ここに宣言します






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