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多様性の野球~身体障がいとテクノロジー”人工神経接続”

全国障害者野球大会が開催されたというニュースを観ました。

片手でバットを振る姿を拝見しましたが、片手でバッティングすることって本当に高度な技です。

なぜなら、当てることならできたとしても、打球を遠くまで飛ばせる自信はありません。

全国大会までに出られるほどの打力を身に着けたこと、野球に携わっているものとして、本当に尊敬します。


ふと思うと、私は身体障がいのある子供と野球をやったことがないことに気づきました。

所属していたチームはもちろん、他のチームにも、野球大会でもプレーしている姿は見たことがないなと。


身体障がいを持った子供は野球ができないのか?


大人の身体障がい者野球は独自のルールが採用されておりますが、実は健常者の野球ルールとほとんど変わらないルールであることを考えると、体が出来上がった大人同士だからできるのが身体障がい者野球なのかなと。

身体障がいを持つ子供の場合、まだ身体ができあがっていないことを踏まえると、やはり子供時代に野球をするのが難しいのかなと理解しております。


それでもやはり気になってしまいますね、なぜなら、身体障がいがある子供だって「大谷選手に憧れて野球をやってみたい!」と思っている子もいるはずですよね。

でも、諦めてしまっている子供がいるんだろうな・・・


今後、多様性のある社会を築き上げていくためには、身体障がいのある子供も野球ができる世界を構想していくことだってありなんだ!そう、私は思っております。


そこで野球だけではなくもっと広い視野を持って「身体障がい者が参加できる社会」と言うテーマで、ボソッとしていきたいのですが、あまりにも幅広いテーマとなりますので、ズバリ、今回は”テクノロジーと身体障がい者”ということを考えていきたいと思います。

テクノロジーの恩恵を受けた身体障がい者が参加できる社会とは、どんな多様性あふれる社会となるのか、”妄想”したいと思います。


テクノロジーと身体障がい者


その前に、なぜ”テクノロジーと身体障がい者”という話題にしたのかと言いますと、身体障がい者のために開発されたテクノロジーは、いまや既に私の想像をはるかに超えるほどになっているということを知ったからです。

そこで、私が知った身体障がい者用に開発されたテクノロジーの進化についてご紹介していきたいと思います。

まずは、私の想像をはるかに超えたテクノロジー、”人工神経接続”について紹介された国際ニュースの内容を記載したいと思います。


マヒした体でも”人工神経接続”で歩けるようになる


機械によって足がマヒした患者でも歩けるようになる姿を想像してくださいと言われたら、「体につけたボディスーツのような機械が歩くのをサポートしてくれる」という想像なら私にもできます。


しかし、今回放送されたニュースは「脳と脊髄に電子装置を埋め込むだけで歩けるようになった」という内容です。

そう、私の想像をはるかに超えたテクノロジーが開発されたというニュースです。


今回紹介された患者は、脊髄損傷によって脳から足に伝わる信号が小さくなったことによって歩くことができなくなったのですが、このテクノロジーによって歩くことができるようになった理由は・・・

電子装置を脳に埋め込むことによって、本人が「歩く」と考える指令を電子装置がキャッチする。

②次に、脊髄に埋め込んだ電子装置がその指令をキャッチ。

③脳から足への信号が正常化されたことで、自分の力で歩くことができた。

これは、医学の世界では初めての出来事のようです!


この実証実験に関わった患者さんや医師、専門家のお話を聞いてください。


患者さん
「完全に自力で歩けるんです。」
「自由だ。」

医師
「必要とする全ての患者がこの恩恵を受けるのはまだまだ、この段階では時期尚早です。」
「これは初めての技術です。検証しなければなりません。」
「また動けることへの希望を提供してきたい。」

専門家
「脊髄だけに装置が埋め込みされた場合は、予めプログラムされているので決まっている動きしかできない。そのために、ややロボットのような動きしかできない。」
「脳に埋め込んだ場合は、刺激に耐えるのではなく、自分で刺激をコントロールできるのです。」

NHK番組『キャッチ!世界のトップニュース』「手足まひの患者 脳に電子装置で”歩けるように”」(23/5/25放送分より)


いまは実証実験段階ですが、これが実験成功となり、社会で普及する技術となったならば、手足マヒの障がいを持った子供でも自分の力で手足をコントロールできる、つまり、ゆくゆくは自分の力で野球だってできることになるのでは!?

このようにテクノロジーの進化によって身体障がいを持った子供でも野球ができる可能性があることがわかったいま、”人工神経接続”以外のテクノロジーについても学んだことがありますので、次回はそのことについてボソッとしたいと思います。

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