これまで「ハマスに誘拐されたイスラエル人家族が語ったこと」、「パレスチナ支持をする若者の声」から、第3軸を探る旅をしていますが、今回は「ユダヤ系とアラブ系が共存する地区に住む人々の声」から、両極端な思考に陥らないための第3軸になるための思考を学んでいきたいと思います。
今回、皆さんに共有したいニュースは「ユダヤ系とアラブ系が共存する地区」を取材した良質な報道内容です。
イスラエル・パレスチナ情勢の悪化により対立構造となっているユダヤ系とアラブ系ですが、イスラエルのある街にはユダヤ系とアラブ系が共存する地区があります。
その地区とは、イスラエル最大の商業都市テルアビブの南部にあり、アラブ系の住民が3割を占める地区となっていますが、今回の情勢の悪化後、この地区がどうなったかを取材した内容をご紹介します。
ユダヤ系とアラブ系 共存する地区
ハマスがイスラエルを襲撃した日から数週間経った今でも(取材当日)、この共存する地区ではユダヤ系もアラブ系もお互いにリラックスしながら時間を過ごしているようですが、それでもやはり、この地区はイスラエルです、アラブ系住民は目立たないように過ごしていると報道されていました。
そこで、この地区に住む住民の声を聞いてみましょう。
市民レベルではお互いに親近感を抱いているが・・・
共存する地区の商店街では緊迫感はありますが、それでも両方のコミュニティが共存しています。
せっかくお互い親近感を持って共存していた地区でさえも、ユダヤ系住民とアラブ系住民の間では緊迫感が生じる状況になった今だからこそ、市民レベルではお互い友好関係を保てることを続けていく大切さを、この地区に住む住民から教えてもらいました。