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正解を見いだせない”チーム方針”「結果にこだわることの大事さ」
10年間パパコーチをしている私にとって、常に自問自答していることがあります、それは”子供たちの育成方法”です。
コーチを始めた当初は、どれが正解なのか?ということを追い求めておりましたが、ある子供には正解のやり方でも、他の子供には逆効果のやり方でもあったりと、子供たちを育てることの難しさを実感してました。
そういう経験があって、個々の子供たちに合わせていく育成方法のほうが手間はかかりますが、結局は効率的であったため、いまは子供の個性を尊重する方法で育成することにしております。
正解を見いだせない”チーム方針”
ただ、野球はチームスポーツです。
チーム方針のもとで子供たちが育成される、それがチームスポーツです。
ところが、チーム方針は子供一人ひとりに合わせているものではありません。
個人単位の育成方法は子供たちの個性を尊重しますが、チームとなれば個性よりもチーム方針が最重要となります。
そう、このチーム方針こそ、私が10年間パパコーチしていて最大の課題であると位置づけています。
なぜなら、チーム方針に合わない子供たちがいることも事実です。
だからこそ、チーム方針のことで私は常に自問自答しています、どんなチーム方針が良いのか。
そこで、事例として、私が数年前に野球ノートに書いてあったチームの方針についての記事がありましたのでそちらをご紹介しますので、皆さんも一緒にお考えいただければ幸いです。
ちなみに、このチーム方針下でも、ついていけない子供たちはおりました・・・
チーム方針事例紹介:「結果にこだわることの大事さ」
子供達にも1つ1つの結果にこだわってもらっています。
“いつも試合に出られる子” と “代打として試合に出た子”、
どちらの子もある試合で結果を残すことができませんでした。
試合後、1打席1打席の結果にこだわって欲しい監督から喝!が入りました。
“いつも試合に出られる子”には
「ずっと試合に出続けていると試合に出られるという有難さを忘れちゃうんだよね」
“代打として試合に出た子”には
「必死さが足りない。チャンスで決めてやろうという気持ちが足りない」
1打席1打席の結果にこだわる姿勢を持ち続けていけば
打席に入るまでの準備力、打席に入った時の強い気持ち、
結果を次につなげてやろうという向上心を磨くことができます。
監督は常にその2人に対して
「これだけできる力があるのだから、これだけ期待しているのだから」
と言い続けています。
その期待にそぐわない結果が出た時には厳しく指導されています。
「結果にこだわれ!」という厳しい指導の中でも
このように子供と指導者の間にフェアな関係作りをしていかないと、いまどきの子供は納得しないので。
以上が、数年前に私が書いていた野球日記の内容でした。
結果にこだわれ!というチーム方針はどう思いますか?
運動会でも順位付けをしない学校が増えている中、スポーツチームでは「結果にこだわれ!」と言われる中、子供たちはどう思っているんだろう。
果たして「結果にこだわれ!」とは”勝利至上主義”なのか?
それとも、”子供たちを強く育てる育成方法”なのか?
きっと正解を求めにいくよりも、私たちはどうしたいのか?を追求していったほうがよさそうです。
こうあるべきだ!と構想していくほうがよさそうです。
でも、パパコーチはチーム方針を決められる立場ではないので・・・
だからこそ、チーム方針に適合できなかった子供たちのフォローをしていく日々を過ごしています、これもとっても大事!