”見えてる人”が創り出すアートは映画『メッセージ』を想起させた~n・a・n・l⑦
幼いころ自閉的傾向の発達障害と診断された轟 修杜さん。
NHK番組『朝までno art, no life』で彼の作品創作場面を目にしましたが、修杜さんは描いた絵と会話している?と思うほど、歌と絵が大好きな方です。
修杜さんの絵はひらがな・カタカナ・アルファベット・数字などの文字で描かれるカラフルな作品が特徴的です。
そんな修杜さんの作品を観た瞬間、私は映画『メッセージ』を思い出しました。
もしかして、修杜さんのアートの本当の意味を理解できたとき、何かが起こるのかもしれない!
轟 修杜さんの作品はまるで”ペプタポッド”が使う言葉のようだ
映画『メッセージ』のことは以前ボソッとさせていただきました。
この映画『メッセージ』、「これぞ、リアル宇宙人の姿を表現した映画だ!」と思ったほど、タイトル通り、私たちにあるメッセージを伝えてくれます。
宇宙人は実は人間に対して”無償の愛”を与えてくれている。
映画『メッセージ』のストーリーについては上記ボソッとでご覧下さい。
この映画では、宇宙人の言葉を理解していく段階で、”常識を超えた時間の概念”を体験していく物語です。
私たちの世界では時間というものは「過去→現在→未来」と一方通行に流れていくということが常識として捉えられていますが、これは本当に正しいことなのでしょうか?
映画『メッセージ』では宇宙人の言葉を理解したとき、主人公である人間は過去を見せたり(=フラッシュバック)、未来を見せたり(=フラッシュフォワード)、時間を自在に操ることができる。
さて、NHK番組『朝までno art, no life』の修杜さんのお話に戻りますが、作成途中のものかどうかわからない作品が番組最後にできましたが、まさに映画『メッセージ』に出てきた宇宙人である知的生命体「ヘプタポッド」の文字とどこかしら不思議に似ている・・・
こちらが修杜さんの作品
一方、こちらが知的生命体「ヘプタポッド」の言葉
映画『メッセージ』では知的生命体「ヘプタポッド」は平和的な宇宙人として描かれています。
それを宇宙人たちは言語を通して、人類を良い方向へ進化させようとします。
彼らが地球人に伝えたかったこと、それは地球人に足りないことだった、それは・・・
そして、人類同士は争うのをやめられないという人間の常識”ゼロサムゲーム”を、宇宙人の常識である”ノンゼロサムゲーム”に変えるためにやってきたこと。
きっと、修杜さんのメッセージを理解したとき、”いまを生きる”ことの素晴らしさが分かるのではないか、修杜さんが伝えたい優しい心とは一体何かを私たちが修杜さんの作品から理解ができたとき・・・きっと地球は”常識を超えた時間の概念”を理解できる日であると、私は妄想しています。