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四球王になる~子供に四球の価値を教える

これ、”子供の野球あるある”なのではと思っているものがあります。

それは、子供たちは自分の打席で四球(フォアボール)になると悔しがります、顔見ればわかる!
やっぱりね、打ちたいんですよね!でも四球、なんかがっかりする顔、よく見ます。

でもそれは子供に限った話ではないんです。

四球となると、親からも、“ため息”らしいものも聞こえます、顔見ればわかる!
さらに、監督・コーチ陣すらも、渋い顔をしてしまいます。
「得点チャンスで、ここは打って欲しかった・・・」、なんて感じで、ボソッとする方も。

もちろん、四球で全員が盛り上がることもありますよ。
ところが、だいたいの場面では、ヒットの盛り上がり方と比べたら、四球になった場合はなんか“静かな雰囲気”になるのも、”子供の野球あるある”

子供たちの世界では”四球の価値”はヒットよりも低い気がします。


子供たちに四球の価値を教える


でも、子供たちへの教育ということで考えると、こういう雰囲気になるのはまずいのでは!?

誤解されてはまずいのでここはしっかりと説明しますが・・・

子供たちだって四球の大事さを知っていますし、四球になるくらいならば悪球打ちをするのも悪いこともわかっています。


だから、子供たちのモチベーションの問題かなと(大人もだね)、だからこそ『四球の価値』を教えてあげないと。

その価値を子供たちにわかりやすく教えてあげる際には、やはり夢のあるようなお話をしてあげるのが一番!


子供たちの心に刺さった夢のあるフォアボール話


子供たちに四球の価値を教えてあげる際に、このようにお話してみてはいかがでしょうか。
私の経験上、彼らの心に突き刺さった言葉でした。

「昨年は四球王になったおかげもあり、セリーグ村上選手は6億円もらったんだよ!」
⇒ホームラン王だけではないんだ!と子供たちは気づかされます。

「去年のセ・パで四球数TOP5に入った選手の平均年棒約3億3千万円!」(注:現在NPB選手のみ)
⇒「さぁんおぅくぅ!?」(本田圭佑さんの「なぁなふん!?」のような口調で)

「ボール球を振らないバッター、選球眼が良いバッターならメジャーリーガーになれるかも!」
⇒目の動体視力を球団は計測します。 世界TOPレベルの動体視力を持っている逸材なら・・・

「つまり、選球眼が良い選手になれば、たくさんお金がもらえる超一流野球選手になれる!」
⇒「うん、わかった、四球を選べる選手になる!!!」

メジャーリーグではボール球を振らないバッターランキングなんてものもあるほど、選球眼の良いバッターはめちゃくちゃ尊敬されてます。
ほら、WBCでもいたでしょ、ヌートバー選手のように。


四球をあげたチームはピンチ、四球をもらったチームは?


いかがでしょうか、四球の価値、お分かりいただけましたでしょうか。


だから四球をもらったらみんなで盛り上がる、そして四球を選んだ自分を誉める!
なんたって、四球を与えたチームの方は相当ダメージを受けるんだから、それなのに四球をもらったチームが“静か”になるのはもったいないでしょ、だからみんなで盛り上がろう!

大人もそうです、我が子がヒットを打つ姿を観たいのはわかります。
でも、必死に頑張って四球を選んだ我が子をたくさん褒めてあげましょう。


最後に、こんな話をすると、子供たちの目がさらに輝きます。

「四球はヒットと同じ価値だとプロ野球もメジャーリーグも考えている。」

「ちなみに、イチロー選手クラスのバッターになると、ヒット1本500万円!つまり四球も同じ価値だから・・・」

「(今日の試合に1安打・1四球の)君がイチロー選手だったら・・・すげえ、今日1千万円稼いだね!」

子供は1千万円もらった気になってますよ、なぜなら・・・顔見ればわかる!!!

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