野球を通して価値観の多様性を教えるGOODな教材~ジャッキー・ロビンソン
NHK番組『ザ・プロファイラー ジャッキー・ロビンソン』を観ました。
ジャッキー・ロビンソン選手はメジャーリーグ初の黒人選手ですが、人種の壁を打ち破ったメジャーリーガーとして全世界の人々から尊敬されている人物です。
根強い人種差別を打ち破る挑戦に挑んだジャッキー・ロビンソンの登場によって、価値観の多様性を実現させることができたメジャーリーグ。
ジャッキー・ロビンソンが頑張ってくれたおかげで、誰もがメジャーリーガーになれた。
だからこそ、ジャッキー・ロビンソンのおかげで数々の日本人選手がメジャーリーグで活躍することができたということを、是非とも子供たちに教えてあげたい。
それでは今回は、ジャッキー・ロビンソンを支えた人たちを中心にボソッとしながら、日本の子供たちにある提案をしたいと思います。
ジャッキー・ロビンソンを支えた人たち
ジャッキー・ロビンソンはメジャーリーガーとして申し分ない活躍をした選手で、新人王、首位打者や盗塁王、そしてMVPまで獲得した実績もある選手です。
野球界の人種差別の壁を打ち破ったことできたのは彼が残した実績だけでなく、彼の我慢強さや意志の強さのおかげだと思います。
でも、実はジャッキー・ロビンソンを支えた人たちがいたおかげで、ジャッキー・ロビンソン本人が厳しい試練に耐えることができたのです。
お母さんは常に「白人に対して卑屈にならずに、誇りを持ちなさい」と言い聞かせてきました。
チームの経営者は「やり返さない勇気」を持つことの大事さを教えてくれました。
ジャッキー・ロビンソンのチームメイトは、彼に対しての人種差別があるたびに「俺たちのチームメイトになにをするんだ!」と一緒に戦ってくれました、そのことが彼にとっては大変勇気につながりました。
お母さんとチーム経営者の考え方は、多様性あふれる社会で生きるためのヒントを子供たちにどのように教えていくか、大変参考になります。
子供たちに伝えたいこと
ジャッキーロビンソンのお話の中で、子供達にどうしても伝えたいのがチームメイトとは何かを教えることです。
試合中に差別や偏見がジャッキーロビンソンを苦しめていたのですが、そんな試練から彼を守ったのはチームメイトだった。
だからこそ、これから多様化する社会で生き抜く日本の野球少年たちはもっとジャッキーロビンソンのことを知って欲しい。
日本の野球チームに提案「ジャッキー・ロビンソンの日」をチームでやってみよう
ジャッキー・ロビンソンの背番号は42番です。
実は私の息子たちが関わった学童野球チーム、少年野球チームには背番号42番は存在していませんでした。
その理由は日本的な理由ですね、日本的には縁起の悪い数字だから・・・
だからこそ、子供たちは「あれ、42番がないの?」と疑問を持ってくれました。
子供たちに番号が無い理由を説明した後、
実はアメリカでは誰もがつけたい背番号が42番なんだよと説明すると、子供は興味津々。
でも、42番は誰もつけることができないほど、もっともリスペクトされた背番号なんだよ。
1年に1日、メジャーリーグ全体で全員が42番の背番号をつける日があるんだよ。
と伝えるだけで、ジャッキー・ロビンソンに子供たちは食いついてくる食いついてくる。
子供たちにジャッキー・ロビンソンの功績を説明しながら、人種差別という壁を打ち破った野球のすばらしさを伝えることができます。
日本でも「ジャッキー・ロビンソンの日」を作って、全員で背中に「42番」をつけましょう!いつでも良いと思います。
ガムテープにサインペンで42と書くだけでも良いと思います。
なんで42番をつけるのか、その理由を子供たちに説明してあげましょう。
野球は価値観の多様性を実現したスポーツということを子供たちに言い聞かせましょう。
番組で岡田准一さんがおっしゃっていました
大人たちは子供たちの個性を大事にする。
子供たちも仲間の個性を大事にする。
野球をやっているときは大人も子供も関係なく、みんな仲間なんだと
1年に1回、考えることができる日を設けませんか。