野球界に新しい流れを感じたニュース②~プロスポーツ界の多様性
前回ボソッと同様に、ここ最近、「野球界に起きそうな新しい流れ」を感じたニュースをご紹介したいと思います。
今回も前回同様に、私が過去にボソッとするほど注目していたことが現実味を帯びてきた!というニュースです。
その注目していたこととは、”野球の多様性”です。野球界でも多様性導入が本格的に起こりそうな予感、それは『女性監督の誕生なるか!?』というニュースです。
まずは、今回のボソッとに関連する私の過去のボソッとをご紹介します。
多様性の野球~素人で苦労人監督が野球をワクワクさせる
多様性の野球~認知症ケアから学んだことを活かしてみる
アメリカプロスポーツ界の多様性
まずは、アメリカのプロスポーツ界でいま起こっていることをニュースで取り上げてくれましたので、その内容をご紹介したいと思います。
アメリカでは世界最高峰のスポーツリーグを多く抱えていますが、その中でもメジャーリーグ(野球)とNBA(バスケットボール)では選手自体には日本人が活躍する場面は多くなってきましたが、コーチや監督といった役割を担う日本人は少ないのは皆さんもご存知だと思います。
MLBの日本人コーチ就任に関しては以前ボソッとしましたがサンフランシスコ・ジャイアンツの植松泰良コーチ、彼はメジャーリーグにおいてユニフォームを着るコーチとして日本人初の快挙を達成した方です。
植松コーチが就任した際に、地元メディアからも「breaking barriers(壁を打ち破った)」と注目を浴びたほどです。
この「壁を打ち破った」と評価されたことは、本当に快挙でもあると思っています。
『野球界の人種差別の壁を打ち破った』という偉業を成し遂げたジャッキー・ロビンソンと同じ評価であると、私は思っているほどです。
そんな植松コーチの夢に、私は更なる夢をみることができます。
さらに今回のニュースではNBAでも日本人コーチ就任の快挙があったということを今回初めて知りました。NBAニックスのアシスタントコーチ吉本泰輔さんのことです。NBAのサマーリーグで吉本さんは若手選手の指導をする機会を与えられたようです。
そんな吉本コーチの夢もとっても素敵です。
それでも指導者の多様性は進んでいない
植松コーチや吉本コーチの存在を知ったことにより、アメリカのプロスポーツ界の指導者の多様化は進んでいるなぁと思った矢先、「実は進んでいない」という事実も報道されていました。
NFLでは2003年にできた『ルーニー・ルール』のもとで、一時的には指導者の多様性は進んだものの、減少傾向にあるようです。つまり、全体的には人種差別に対する意識の高まりを受けて確実に進んではいるものの、まだ発展途上だと専門家は指摘されています。
初のMLB女性監督なるか!?
植松コーチが所属するサンフランシスコ・ジャイアンツの監督はゲイブ・キャプラー監督です。そうご存知の方もいらっしゃるのではないでしょうか、2005年に日本のジャイアンツ(読売巨人軍)に所属していた、ゲイブ・キャプラーさんですよ!
そんなキャプラー監督はプロスポーツ界の多様性についてこのように語っています。
そんなキャプラー監督が指揮するサンフランシスコ・ジャイアンツでは、日本人初の快挙となる植松コーチが誕生しただけではありません、実はメジャーリーグで初めての女性コーチも誕生していんです!アリッサ・ナッキンさんです。
ただ残念なことにキャプラー監督が今年で退任することが決定しましたので、いま次期サンフランシスコ・ジャイアンツ監督が誰になるかをチーム内で面談しているそうですが、実はその次期監督候補として面談したひとりの中に、ナッキンコーチも含まれていたんです!
就任となれば、メジャーリーグ史上初の女性監督となる!と話題になっています。
ただその面談後の1週間経った現段階の状況では、次期監督候補として有力なのはパドレスのボブ・メルビン監督のようです、そうダルビッシュ選手の監督であるメルビン監督です。メルビン監督はメジャーリーグの中でも名監督として評価が高い方なので、「史上初の女性監督はお預けでは?」という声も多いようです。
なんたってサンフランシスコですよ、多様性については世界最高峰の場所を活かしたチーム戦略もきっと練られているはず!名監督の下で数年経験したナッキンコーチがゆくゆくは監督になるのでは?という声も決して少なくはないようですよ。
学童野球は女性監督のほうが良い!?
私の経験上、学童野球界で一度だけ、女性監督が指揮するチームと対戦したことがあります。
また、今まで女性がコーチしている場面も多く見てきました。
その経験から申しますと・・・
学童野球は女性監督のほうが良い
別に偏見でもなんでもないんですが、勝利至上主義ではなく、子供たちの能力を発揮させるのならば、次の段階へステップさせる【育成】を重視する方針ならば、女性のほうが子供たちをうまく育てられるのではと思っております。
だからこそ見てみたいです、女性監督が活躍している野球界を!
女性が指導者となる野球界において、野球を通して子供たちがどのように育つのか?それをみてみたいと思っております。
なぜ男性が監督をやらなければならないのか?今の時代、その答えはないでしょう。それよりも、このような問いを持つべきなのではないでしょうか?
「誰が一番、子供の育成が得意なのか?」
それが男性でも女性でも関係ない、誰が子供の育成に向いているか?それが大事です。