バイデン大統領の一般教書演説を野球パパコーチがストップウォッチ分析する!
バイデン大統領の一般教書演説から今後のアメリカの動向を知りたい気持ちとともに、
野球パパコーチらしくストップウォッチを用いてて一般教書演説を分析したいという遊び心を取り入れながら、
いまのアメリカを知ろう!という、チャレンジ企画です。
つまり、私が一般教書演説をそのまま語るよりも、野球パパコーチの視点から考えてみたらこうなりましたという企画です。
また、野球においては必須アイテムであるストップウォッチを活用しながら、一般教書演説を分析してみたいと思います。
次に、遊び心をもって、アメリカ議会自体をチームアメリカに変えてみました。
そう、あくまでも遊び心をもったチャレンジ企画なので、面白半分でみていただければ幸いです。
※予めご理解ください。
ストップウォッチというアナログ的に計測したことと、他のことをしつつ”ながら計測”していたときもあったので、超正確に計測しているわけではなく、だいたいの感じで計測していますので、その点だけ予めご理解のほどどうぞよろしくお願いいたします。
バイデン監督はどんなことをどれだけ語ったのか?
さて、バイデン監督はチームミーティングでは何を語ったのか?
割り当てた時間が多かった順に記載しております。
だいたい全体の3割の時間を使って、「1位:経済・雇用政策」「2位:医療保険・社会保障政策」「3位:税制改革」について、監督は語っておりました。
次に、全体としてどのようなことを語ったのか?
そのことについてはNHK番組『アメリカ バイデン大統領 一般教書演説』で解説者がおっしゃっておりましたが、
「あれ?対立?アメリカはチームの中で対立が起こっているの?」
そう、アメリカチームの中には「A班:上院の過半数を獲得した民主党」「B班:下院の過半数を獲得した共和党」に分かれており、”ねじれチーム”と言われております。
このような背景もあって、バイデン監督はどちらの班が対立しないような内容をミーティングで語り、そのうえで、みんなに団結を促して一緒に戦おう!とアピールしたのが、このミーティングだったんですね。
チームアメリカのねじれ状態
チームアメリカは決してバラバラというわけではありません。内容によっては対立しているけど、協力体制をとっている内容もあります。
実は簡単な方法で「ねじれているのか」「協力体制なのか」を見分けることができます。
それが、監督の後ろにいる班長のそぶりでわかります。
バイデン監督が言うことに対して、
ねじれている場合は、班長達は立ち上がって拍手するけど、もう片方は立ち上がらない、
そうなんです、ハリスA班キャプテンと、マッカーシーB班キャプテンをじっと見ていると、どうなっているのかが良くわかるんです。
下の画像は、【協力体制】であるとわかる様子を映しています。
そこで、バイデン監督が言ったことに対して彼らがどう反応したか?
ねじれ?協力体制のどちら?をまとめた表がこちらです。
話した時間が多い5位までの議題をまとめました。
議題の中でも政策によっては「ねじれ」と「協力」があることがわかりますね。
ただここで注意しないといけないのが、全員が同じ意見のチームが強いというわけではありません。
みんなが真剣に考えているからこそ意見が違っている、意見が違っているけど、話し合いを重ねながら折り合いをつけていく過程でチームはものすごく強いチームになる、バイデン監督の狙いはそこにあると考えられます。
どんな議題にチームアメリカは盛り上がったのか?
この画像をご覧下さい。
チームアメリカ全体がこの日、一番の盛り上がりをしたときの様子です。
そうです、A班もB班も、全員が立ち上がって拍手しています!
そこで、どんな話題にチームアメリカは盛り上がったのかを、チーム内で拍手が起こった時間をストップウォッチで測ってみました。
もちろん、私の感覚が入っているため正確な時間ではないことだけは予めご理解ください。
特に、チーム内ですごく盛り上がった、チーム内がひとつにまとまったという印象がある話題があります。
それがこちらです。
A班もB班も一緒に盛り上がったのが「メイドインアメリカの復活を目指すぞ!」と「高齢者のために両党で協議しよう!」でした。
上記画像の”チーム全体がこの日、一番の盛り上がりをしたときの様子”の写真は、「高齢者のために立ち上がろう!両党で社会保障政策ともに協議しましょう!」とバイデン監督が呼びかけた際のチームの様子を写した画像なんです。
この状態になった時のチームアメリカは、なんかとてつもなく強そうな気がしました。
ちなみに、実はA班だけが異常に盛り上がっていた話題もありました。
B班は苦い顔をしていましたが、A班はものすごく盛り上がっていましたね。
富裕層への課税、これは以前ボソッとした『オックスファム報告書』でも指摘されていた内容ですが、A班はどうしてもこれをやりたい!だからB班は協力して!といった感じでしたね。
バイデン監督の次なる戦略
NHKの解説者が発見したこの日バイデン監督が何度も口にしたフレーズ、「仕事をやりとげよう!」。
実は次期監督選びにバイデン監督が名乗り上げるのではないかと予測されていますが、このフレーズを聞いた解説者の方々は「残り2年の任期もやり遂げ、次の4年もやりとげる!」という意味を持ったフレーズではないかと解説されておりました。
そして、上記でも説明しました通り、この日、一番に盛り上がった内容である
バイデン監督がこの発言をした意図は、高齢者向けの政策を重視していることをアピールして、次の選挙で高齢者の方々からの支持を取り付けたい狙いがあったためだと思います。
いまだ強豪チームであるアメリカも、古豪になることは避けたいことでしょう。
そのためにはチームをまとめることだけでなく、チームの若返りも必要になってくることでしょう。
最強チームになるのか、それとも「あの頃は強かったね」と古豪の存在と化すのか・・・
引き続き、野球パパコーチはチームアメリカのことを今後も見守っていきたいと思っております。