早生まれの子は野球を辞めていく傾向が強い・・・
そんなニュースを見て思いました・・・
野球には早熟・晩熟な子供がいるけど、どちらとも子供たちの未来に向けて育成していくことが大事なことなんだなと。
小学生の野球でもやっぱり身体が大きい子の方が圧倒的に有利です、俗に言うと”早熟した子”です。
その一方、成長が遅いという”晩熟な子”もいます。
同じチームに”平均的な体格の子”、”早熟した子”、そして”晩熟な子”がいます。
そのチームが目先の勝利だけを追い求めるならば、最も活躍の場が限られるのが晩熟な子供たちです。
でも、そこに伸びしろを見つけてあげて、晩熟な子供でも将来を優先した育成をする指導者もいます。
それを痛いほど身にしみて感じた出来事があります。
チーム全体として考えた場合、チーム自体にも”早熟したチーム”、”晩熟なチーム”があります。
私の息子が所属していたチームはいわゆる早熟チームでしたので、低学年時代から数々のタイトルを獲得した、いわば無敵艦隊そのものでした。
だから、同じ地区のチームと対戦すると、毎回のように大量得点のコールドゲームばかり。
でも、負け続けているのにも関わらず、いつもニコニコして子供たちを指導している指導者の方が、私にはとっても気になる存在でした。
大量失点でコールドゲームで負けた試合後、子供たちに勇気を与えている姿が毎回そこにありました、ずっとポジティブな声掛けをしているんです。
そして、とうとうやってくるんです、その日が・・・その夢が実現する時が・・・
無敵艦隊と呼ばれていた私たちのチームの学童野球最後の公式戦、いつも通り勝って、有終の美を飾るはずだったのに・・・
そう、いつも必ず勝っていたチームに負けたんです。
最後の最後ですよ、無敵艦隊と言われた子供たちは、小学生の最後の最後に、この世の終わりのような号泣する試合が待っていたなんて、誰も想像できていませんでした。
一方、その試合で大勝利した例の”晩熟なチーム”はもう大喜びでした、
私たちのチームも最後に負けたことで、かけがえのない経験ができたなぁと思います。
そして、早熟、晩熟な子供の育成は、どちらもとっても大事なことだと学びました。
では、その時に向けてどんな準備はすべきか?
きっとその日はやってきます、そして、追いつかれ追い越されるという経験も必要だともわかることでしょう。
一方、”早生まれで晩熟な子供”には、あの指導者がしたように、決してあきらめないで最後まで戦いぬこう!と伝えたいです。