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周りから認めてもらえる選手になれ!


「いくら野球が上手くたって、周りの人が認めてくれない選手は選ばない。」

読売巨人軍の学童選抜チームを選考するジャイアンツ職員の方から教えてもらったこと。


「野球に取り組む姿勢が悪いのは、親のしつけに問題がある」

先輩お父さんコーチから教えてもらったこと。


挨拶をするのも、「ながら挨拶」ではなく立ち止まって相手の目をみて帽子をとって挨拶する。

道具もをただ置くのではなく、プレーの邪魔にならないようにどこに置くかを判断させ整理整頓させて置く。

使った道具はその日のうちに手入れして、次の日の準備をする。


などなど、このような姿勢はチーム単位で教えるだけでなく、各家庭でも日頃の生活においてもできるようにしつけされていきます。


でも、私が教えるには最も難しい野球に取り組む姿勢のひとつに、

一生懸命に野球をやる

これってどうやって教えればいいんだろう・・・


「あの子はまだまだ野球はできないけど、一生懸命さがとっても良いね」

このように周りから認められる野球選手になるってとっても大事。


ところが、他の子よりも野球ができるし、試合でも活躍する子供、どんなプレーでも軽々とやり遂げてしまうその姿が相まってか、周りから良く言われるのが・・・

「プレーがチャラいなぁ」

そんな彼が出た試合の場面、打ち損じてしまったことを悔しがりながら一塁へ走っていると「全力で走れ!」と怒られる。

なぜ彼がなぜ悔しがったか分かります?

彼なら絶対に結果を残してくれるという、そんな周りからの期待に応えられなかったから。

こういう期待感って、試合中でも子供に意外と伝わっています、子供だって気づいています、「あっ、期待されているな」。

だから、打てなかったことが悔しかったのでしょう。

しかもその子は照れ屋さんだから、大きな声を出して周りを引っ張る子供ではないんですが、「もっと声出して引っ張って行けよ!」と怒られる。


期待されている分、いつも怒られているんです。

それでもがんばって結果を残しているチームの中心選手。


周りから期待されている×周りから認めてもらえる

こんな子供なら幸せかもしれません。


でも、この子はこんな感じです。

周りから期待されている×周りから認めてもらえない


だから、その子の保護者の方からは

「一生懸命さを出すためには親のしつけとして、親はどのようにすればいいのでしょうか?」

と相談されたことがありますが・・・

正直、明確なアドバイスができていないんです。


私は彼の悔しがる顔を見ています。

きっと彼なりにチームのことを考えていることでしょう、勝ちたい気持ちは人一倍強いですからね。


だからこそ、私としてはノビノビとやらせてあげたいのだけど、

このまま上の世代になったら苦労するのは本人なのかもしれないし・・・


彼を”周りから認めてもらえる子”にさせてあげたい、なんとかしたいなぁと思う、

以上、今回はお悩み相談ボソッとでした。

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