「永遠を愛を誓います」考察2(時系列の謎)
まず一つ目の違和感。
最初に提示されたイラストや日記を見ると
・令和5年9月16日〜21日の日記である
・イラストは日記とリンクされている
ということがわかります。
しかし、最後に提示された短編映画を見ていくと9月のお話ではないようです。
・会話内容から「夏」の出来事であり、暑い日が続いている
・ミンミンゼミが鳴いている
・小夏(ミニひまわり)の切り花が活けてある
以上の演出を見ると7月下旬〜8月上旬の1週間を描いていると思われます。
なので、短編映画と日記には1ヶ月以上の開きがあるんです。
・この空白期間は何なのか?
・日記には日付けを明記しているのに短編映画では曜日表記のみである。
コレはおそらくですが、ミスリードを狙っているように見せかけているだけではないでしょうか?
わざとらしくも思える演出を使うことで、観客にわざと気付かせようとしているのではないかと僕は考えます。
ではその理由とは何か?
確実に言えることは、違和感のピースを集めることが、舞台本編を観劇するために重要なのではないでしょうか?
必要とまでは言わずとも、読み取れていた方が舞台のストーリーを読み取るヒントになるのではないでしょうか?
そして短編映画と日記の間にある空白期間を読み取ることが、舞台での答え合わせに必要になってくると考えています。
次回は短編映画の深読みをやってみようと思います。