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つながり (慶大②)

こんにちは、慶応大学2年の渡辺です!

今回は「つながり」をテーマにお話ししようと思います。野球でも「打線」や「継投」など、さまざまな文脈で使われる言葉です。私は「つながり」という言葉が好きです。

現代社会は何でも手に入り、あらゆるものと「つながり」を持てる便利な時代ですが、その一方で「孤独」の時代でもあります。皮肉なことに世の中が便利になればなるほど、人との関わりが希薄になり、自己完結するようになりました。

ここで、私自身のことを語らせてください。私はこの時代の潮流に乗るような人間で、何をするにも基本的にひとりで行動します。友達はいますが、心から腹を割って話せる間柄の人はいません。心を開くことが難しく、素直になれない自分がいます。しかし、そんな私でも素直になれる瞬間があります。それがスポーツに触れているときです。ひとりひとりが一つの目的に向かって献身する姿を見ていると、自然と没入し、素の自分を出せるようになります。去年の春リーグ、慶早戦を観客席から見たときの感動は今でも忘れられません。私はただの一観客として試合を見ていただけなのに、知らぬ間にチームの一員となっていました。その日初めて会った隣の人と肩を組み、大声で歌い、チームの勝利を願った私は紛れもなくチーム慶應の一員でした。それ以来、六大学野球にすっかり魅了されています。

このように、六大学野球には「つながり」を生み出す魅力があります。個々が孤立しがちな時代だからこそ、神宮球場が人と人とが「つながる」場所になればと思って企画も考えています。また、人のつながりだけでなく、これまで積み上げてきた100年の歴史も、これからの後続につなげられたらと思っています。

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