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2023年秋 慶應義塾大学野球部が優勝するに違いない早慶戦

 東京六大学野球秋季リーグもいよいよ大詰め。慶應義塾大学は第7週を終えて、8勝2敗1分、勝点4で首位に立っています。最終週の早慶戦では勝点をとった方が優勝という状況になりました。
 4年生にとっては週末が最後のリーグ戦。是非とも素晴らしい結果になって欲しいと思い、noteします。


1.2023年春 慶應義塾大学の前評判


 今年の慶應の前評判は、昨年の多くの主力が4年生だったたこともあり、前評判は決して高いものではありませんでした。投手陣ではエースの増居、抑えの橋本達弥、中継ぎの渡部淳一、(生井惇己)、野手では下山、萩尾、山本晃大の主軸、守備の要の朝日、古川、ベストナインを受賞した宮尾ら、多くの素晴らしい4年生が引退していきました。
 経験豊富な選手が多く残る他大学と比べて、経験で劣っていたのは事実です。しかしそれは急成長する選手の出現やどのようにチームが強く、完成していくのかを見ることがきるという楽しみに満ちたシーズン前でした。

2.2023年春季リーグ戦


 結果は8勝5敗2分、勝点3の3位に終わりました。法政、明治から勝点を落とし、序盤で優勝争いから脱落したものの、その後の東大、立教、早稲田には3カード連続で勝点を奪い、秋に期待を持たせる戦いぶりでした。
 そしてシーズン前に期待していた嬉しい新戦力の台頭もありました。

【村上真一朗(4年 城北】
法政2回戦の9回表、代打で逆転ツーランホームランという素晴らしいバッティングを見せました。あっさり連敗しない、今年のチームの力を見た一打でした。

【橋本駿(4年 巣鴨)】
第1週の法政戦では1番レフトでスタメン出場しました。秋はまだ出場はありませんが、その俊足をもう一度見たいです。


【清原正吾(3年 慶應義塾)】
開幕カードの法政戦3試合では7番ファーストでスタメン出場し、リーグ戦初ヒットも記録しました。その体格、スイングの迫力は素晴らしいものがあります。


【佐藤駿(3年 慶應義塾)】
秋のリーグ戦でも外野控えの一番手の存在となっています。代打、代走、守備からと登場する場面は様々。貢献度は高いです。

【小川琳太郎(2年 小松)】
4月9日の法政2回戦でリーグ戦初登板、初勝利を飾りました。明治3回戦でも勝利を挙げ、「春季リーグ戦で明治大学から唯一勝利を挙げた男」となりました。


【荒井駿也(2年 慶應義塾)】
春は4試合に登板し、貴重な左腕として活躍しました。再び神宮での好投を楽しみにしています。


【今泉将(2年 慶應義塾)】
とにかく素晴らしい体格です。慶應のロマンはまだまだ続きます。


【坪田大郎(2年 慶應義塾)】
春も秋もほとんどの試合でベンチ入り。ブルペンサポートなど陰でしっかりとチームを支えています。


【広池浩成(1年 慶應義塾)】
そのダイナミックな投球フォームは見る者を魅了します。来年以降、同級生たちと慶應投手王国を造ってくれることでしょう。


【横地広太(1年 慶應義塾)】
そのバッティングセンスは誰もが認めるところ。春はスタメンでも出場しました。

【村岡龍(1年 慶應義塾)】
今は1塁コーチャーとして出場することが多いですが、そこから見た各校投手たちから来年以降、どんどん盗塁をしてくれると思います。

【上田太陽(1年 國學院久我山)】
春の初戦からベンチ入りした1年生。それだけで持ってるポテンシャルの高さがうかがい知れます。

【竹内丈】
春の早慶戦でデビューを果たした1年生。秋はご存知の通り、先発、ロングリリーフと大車輪の活躍です。チャームポイントはハイネックです。


3.2023年夏


 慶應は夏の期間、Future’s League(神奈川県4校による下級生中心リーグ)、Mature Cup(3,4年生中心のトーナメント)、新潟でのサマーリーグ(1,2年生中心)、北海道・静岡・福島でのキャンプ、日吉組と、ベンチメンバー以外の選手たちも含めてたくさんの実戦経験を積んできました。
 現在の慶應野球部は200人を超える大所帯となってますが、多くのキャンプや実戦は選手だけでなく、学生コーチ、マネージャー、アナリスト、トレーナーも多くの経験を積み、チームの分厚さが増していきます。
 
 
 

4.2023年秋季リーグ戦


 ここまで全てのチームから勝点を獲り、勝点4で早慶戦に挑みます。ここまでの戦いは一難去ってまた一難という苦しい戦いが続きましたが、投打がかみ合う試合が多く、首位に立っています。
9月9日  〇慶應義塾3-2立教
9月10日  〇慶應義塾11-7立教
9月23日  〇慶應義塾8-2法政
9月24日  ●法政6-4慶應義塾
9月25日  △慶應義塾0-0法政
9月26日  〇慶應義塾5-4法政
9月30日  〇慶應義塾11-1東大
10月1日  〇慶應義塾10-4東大
10月14日 〇慶應義塾5-2明治
10月15日 ●明治1-0慶應義塾
10月16日 〇慶應義塾5-0明治
 
 今季野手陣は守備位置や打順の変更はあったものの、スタメン野手8人は初戦の立教戦から11試合変わりはありません。本間、栗林泰三、宮崎のクリーンアップの打率が3割以上、複数本塁打。栗林、宮崎が三冠王争いするなど、今季もここ数年の慶應攻撃陣に匹敵する力強さです。
 

【吉川海斗】
今季は全試合1番バッターで出場。何とか打率3割に乗せてリーグ戦を締めくくって欲しいです。

【廣瀬隆太】
右手首のケガの影響で今季のホームランは1本のみですが、右方向へのヒットも目立ち、進化した廣瀬を見せてくれています。

【本間颯太朗】
今季はリーグ戦初ホームラン、しかも1試合2ホームランという離れ業を成し遂げました。悔しい思いをした春の鬱憤を晴らす活躍。廣瀬、泰三の間にこれだけ良いバッターがいると相手投手としてもたまったもんじゃないと思います。

【栗林泰三】
現在、打率.432、15打点、3本塁打と打撃三冠トップの素晴らしい成績を残しています。リーグ戦優勝、三冠王と最高のシーズンにすべく、慶應の4番として早慶戦に挑みます。

【宮崎恭輔】
夏の大学日本代表を経験してバッティング、リードに一回りも二回りも成長して秋を迎えました。扇の要としてだけでなく、チームの要として早慶戦でも暴れてくれるでしょう。そして宮崎もまた三冠王のチャンス十分です。

【齋藤來音】
直近7試合連続ヒット中とコンスタントに打ってます。クリーンアップと下位打線を繋ぐ良い働きしてます。

【水鳥遥貴】
7番ながら既に打点10とポイントゲッターとして素晴らしい活躍をしています。今季最も成長している選手です。

【斎藤快太】
今季途中からセカンドを守ることになりました。もちろんどこを守っても安心して見てられます。開幕当初は不調だった打撃もリーグ戦中盤からどんどん調子が上がってきてます。


 もちろん投手陣の活躍も目を見張るものがあります。外丸の好投が目立ってはいますが、嫌な展開になりそうな場面でもしっかり流れを絶ち、投手陣全員で試合を作っています。

【外丸東眞】
もう外丸様は神様です。

【谷村然】
今季は後ろで投げる機会もありますが、然くんが控えているから、下級生たちが思い切ったピッチングができているのだと思います。早慶戦もきっとフル回転で頑張ってくれると思います。

【森下祐樹】
ラストシーズンでリーグ戦初勝利をあげました。奪三振率はチームトップ。明治2回戦の最終イニングのピッチングは本当に痺れました。

【木暮瞬哉】
立教2回戦のピンチの場面でリーグ戦デビューしました。その後も大事な場面での登板が続きましたが、まだ被安打0と貴重な中継ぎとして存在感増しています。

【渡辺和大】
これまで3試合に登板し、今の所大学野球の厳しさを味わってますが、その分色々な経験をできているのだと思います。まだまだ1年生、これからの成長がとても楽しみなサウスポーです。

そして、欠くことのできない存在なのが4年生の代打陣。

【佐藤一朗】
春の法政2回戦の大逆転勝利は一朗くんのツーベースが大きかったです。秋も、もう一度!

【小川尚人】
ラストシーズンで打ったリーグ戦初ヒットは見事なタイムリー。早慶戦は何度も勝負所があるはず。きっと尚人の勝負強さが必要になってきます。

【善波力】
堀井さんへの頭突きは、早慶戦ではやめましょう。


もちろん、学生コーチ、マネージャーの力も忘れてはなりません。

【関展里】
早慶戦でもベンチから大きな声で指示出しまくってください。

【小林遼也】
早慶戦でもガンガン腕を回してたくさんのランナーをホームインさせてください。

【藤井快】
優勝しても泣かないでください。

5.2023年10月28日


慶應は7年連続で優勝をかけた秋の早慶戦を戦います。

 早稲田から勝点をとるということは大変なことですが、今年のチームは控え選手、大きな声で毎試合スタンドで応援する部員、学生コーチ、マネージャー、アナライザー、トレーナー、全部員から底力を感じます。
 やってくれると信じて、早慶戦楽しませてもらいます。


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