法治国家(公民)
法治国家とは、国家で定めた法律に基づいて国を治める国家です。このような国家を理想とする考え方を法治主義と言います。
法治主義には、形式的法治主義と実質的法治主義があります。
一つめの形式的法治主義とは、法律の内容までは問わない主義です。いわゆる、『悪法も法なり』です。これは、治める側の効率性を重視した法治主義で、治められる者の人権は軽視される傾向にあります。単に法治主義と言えば形式的法治主義を指すことが多いようです。
二つめの実質的法治主義とは、治める者も治められる者も法に拘束されるべきであるとする考えで、治められる国民の人権保障の観点があります。いわゆる、『法の支配』です。
法治主義の漢字を変えると放置主義となります。この放置主義は私の造語ですが、主に子育てで見られるような気がします。放置主義とは、子供を放置して子育てする教育手法と定義しています。
ここ数年、子供の躾と称して食べ物や飲み物を与えない等で子供を放置する親のニュースが多くなってきました。ニュースを見るたびに大変胸が締め付けられます。放置主義にも法治主義と同じように、形式的放置主義と実質的放置主義の二つがある気がします。
一つめの形式的放置主義は、子供の成長のためにならない親の都合のみを考えた放置主義です。いわゆる、『ネグレクト』です。
二つめの実質的放置主義は、子供の成長のためを考えて敢えて甘やかさないようにする放置主義です。いわゆる『親虎が子虎を崖から突き落とす』です。
あなたやご近所さんが行っているのは果たしてどちらでしょうか?このことを、たまには注意して意識を傾ける社会になれば、悲しいニュースを見なくて済むのかなと思います。
※画像協力
<a href="https://www.ac-illust.com/main/profile.php?id=mvGVHuwT&area=1">kiyomi</a>さんによる<a href="https://www.ac-illust.com/">イラストAC</a>からのイラスト
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