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東京メトロ東西線終日運休 迂回輸送を視る

 南砂町駅の改良工事のために11,12日は東陽町ー西葛西間は終日運休となった。11日は朝から早速総武緩行線が高円寺駅の人身事故で抑止。日頃から事故が多い路線だけに止まるとかなりの影響が出るだけに心配していたが東京メトロの「迂回しろ」に素直に応じた利用者だけでなく京葉線や京成線など迂回対象の路線の利用者も迷惑倍増だったろう。

 10時前に葛西駅に行ってみた。本来なら東陽町側も見てみるべきだが向こうは本数も多いし他の路線もそれほど離れていない所を走っているので今回は見捨てられた葛西側を見てみた。この時間は行楽などで出かける人が多い時間帯だが電車に乗る人は少ない。駅下のバスを待つ人も葛西臨海公園、一之江方面共に20人程度とそれほどでもない。

葛西駅。迂回を伝える臨時職員が構内のところどころに。都心部へ行かないのと西船橋方面へ行く人もこの時間帯は少ないので乗る人は少ない。
ホームへ行く階段の上には変更の表示が。
ホームへ行く通路にも数人の臨時職員の姿が。

 西船橋からの電車が着くと西葛西へ乗り継ぐためか2つの狭い階段は大勢の人で混雑していた。半年前からポスターやCMなどで運休を報じていたが知らない人はいる。普段中野方面へ行くホームに西船橋行きが止まっている事に戸惑い持っていたスマホで調べたりホームにいる案内係に聞いたりという人が複数いたがICカードで入場した場合で迂回するとかなりの電車賃を負担することになるがその事は伝えたかどうか。

葛西を出た西船橋行きは空いていたが次の浦安で大勢が乗ってきた。混むのは西船橋に近い妙典辺りかと思ったが浦安の場合バスで舞浜まで行き京葉線だと電車賃は高いし時間はかかるということで多くの人は迂回を選択か。次に大勢乗ってきたのは妙典。向かいのホームには葛西へ行く回送電車が去っていく。迂回をさせるために西船橋方面は列車が多いが葛西方面は2本に1本は回送という乗り難くしたダイヤ構成。このやり方は分かるが迂回乗車で帰る人のことを考えていないのはお粗末だ。迂回の振替対応できる乗車券についての説明も帰りの場合についての説明が無いなど全ての乗客が片道しか乗らないと思っているのか。こういう自分達の都合でしか物事を考えず作業を進めていくのが東京メトロの本質といえよう。

西船橋駅はラッシュ時並みの混雑。ホームが狭いうえにエレベーターで上へ行こうというベビーカーを持った女性が大勢待っていて人の動きをさらに妨げることに。この2日間は東葉高速鉄道との直通はせず間違えて乗ることを防止するためか別々のホームから発着している。 


半年前から各地で見かけたポスターだが外国人向けのものを見たのはこの日が始めてだ。上の部分はいろいろな言語で書いてあるが下の路線図は英語のみ。
奥がJR線への連絡用改札。ここにも案内の臨時職員が。
連絡用の自動改札の手前にきっぷでの迂回するための入り口を設置して対応。
どこも人の声での案内のみだが少し離れると聞き取りにくいし複数の声が交錯して分かり難い。利用者すべてが今回の迂回を理解していると思わず機械での自動音声や大きく目立つ看板も設置すべきだろう。
武蔵野線からの連絡用自動改札は封鎖。

 土曜の朝の総武線の抑止以外は目立った事故が無かったのは運の良いことだが残り2回もこうなるとはいかないだろう。
次回以降の予定が決まっていないとは暢気な工事日程だ。完成が大幅に遅れていてその間利用者には日々迷惑をかけているということを少しは考え1日でも早く工事を完成して欲しいものだ。


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