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中華ストロボをもうひとつ NEEWER NW635ⅡN

 去年Godoxのクリップオンストロボを買ったが今のところ壊れず問題なく使っている。

長い間いろいろなストロボを使ってきたなかでは「箱入り娘」のような使い方だが最近はストロボを使う事が少しづつ減っているので負担のない撮影で使っているのが壊れない原因かもしれない。
最近円安が酷くなってきているのでストロボの価格も上がっているかなとAmazonを見てみた。去年買った製品はまだ売っていたし価格もそんなに変わっていない。他の製品もそんな状況なので今のうちにもう一つ買っておこうかなと単3電池で使えるクリップオンストロボを探してみた。中国製品の質の不安定さから同じものにはせず同等の性能であるNeewerのストロボを選んでみた。この会社は名前は知っていたが詳細は分からず知り合いのカメラマンによるとGodoxのようにいろいろなストロボを作っているということぐらいか。
会社のHPを見てみるとGodox同様プロペットの丸形ストロボのパクリ商品から普通のものまでいくつかある。Godoxの時と同じように単3電池で使えてTTL調光のできるストロボを選んで購入した。運良くタイムサービスで手持ちのクーポンを使って11000円程度とこんな価格で買ったのは27年前に買ったサンパックのクリップオンストロボ以来だ。

注文して2日後、近くのコインロッカーで配達されたものを受け取った。段ボールに入っていたが梱包用かと思ったらそれ自体が商品の箱と激安だけあって無駄がないなと思いつつ開封。中は緩衝材で仕切られきちんと区分けされている。説明書も簡単だが日本語とイラストで説明されていて分かりやすい。
早速電池を入れてテスト撮影。テスト用のニコンD300でTTLモードとマニュアルモードで光量を変えて撮ってみたがTTLは問題なし。マニュアルの方はフル発光から1/32までは同じように発光したが1/64と1/128は他に比べて1/3程度暗いがこのストロボでマニュアル発光することはほとんどないので無視することに。


ストロボ背面。モニターの表示はシンプル。下のボタン類も文字は
印刷ではなく刻印。真ん中のダイヤルは十字キーのような操作で
光量調整等をする。                  


シューはダイヤルを回してカメラのホットシューに固定するシンプルなもの。
Godoxはホットシューを覆うようなタイプだが時々きちんとカメラに固定されていず付け直していたがこちらはどうだろうか。取り付け部が金属なのはこの価格にしては上出来だ。


電池を入れるところにはきちんとプラスマイナスの表示が。
日本製品なら当たり前だがGodoxは表示がなく暗い所での電池
交換では一瞬迷うこともある。


シンクロ接点。ストロボ1台では光量が足りずにもう1台ストロボを
増やす時にシンクロコードでつなぐがこの価格で付いているのには
驚いた。 


上のシンクロ接点以上に驚いたのが外部電源の取り付け部。説明書には名前だけで詳細は書いていないしメーカーのカタログを見ても外部電源の製品がない。形状からニコンの外部電源ホルダーSD-8を付けてみるときちんと入ったが電源を入れて試すのは控えた。

このストロボは安いにも関わらずアクセサリーがいくつか付属品として入っている。ディフューザーが二つ入っているのは気が利いている。

布製でストロボにかぶせて使うタイプ。別のメーカーの製品を使っているが
ストロボの種類を選ばず同等のサイズのものなら他のメーカーのものでも使えるので便利だ。
こちらは他のストロボには使えないがあれば便利。Godoxのストロボのヘッドの大きさが同じようなので付けてみるときちんとはまった。こういうところは
中華製品のアバウトなところか。

この程度は他のメーカーのストロボでも付いていることもあるがさらにトリガーが付いているのには驚いた。

右は現在使っているGodoxのトリガー。左は今回買ったものに付いていたもの。ストロボをカメラから離して使う時に使用するがカメラとストロボをコードで繋がなく良いのでカメラ周りが鬱陶しくなくて良い。発信機の方はGodoxとボタンの位置が違うが中身は同じものか?

 ストロボだけでなく様々な撮影で使える付属品もある今回の製品だがどのくらい壊れずに使えるかが気になるところ。
様々な中国製品は日本のメーカーのものより価格が安く性能も同等か上と製品の質と価格について考えてしまうこともあるが長く使う事を考えなければある程度は使えるのかもしれない。
あとは修理などのサポートの体制。日本製品でも購入時に壊れている事もあるがそういう時の対応ができるかどうか。中国製品は売るだけで後は知らないという無責任さが多いがそれが少しでも改善されれば使ってみようかという気がさらに増えるかもしれない。

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