【第6回】コーチング用語集<基礎編>
こちらの有料マガジンでは、主にコーチになるための心構えやマインド、コーチの在り方を中心に書いてきました。
それがスキルよりも重要であることは言うまでもありません。
そしてコーチングは実践あるのみです。
わたしも、ほぼ毎日朝稽古に顔を出し、短い時間ですが言語化したり、振り返りしたりをしています。
そうは言うものの、スキルや用語も体系的に覚えておかないと、学習効果が高まらないと感じてしまうのが、(自称)読書好きのさがです。
きょうは、コーチングの世界に飛び込むとこんな単語が出てくるぞという単語集を、わたし自身の体験も交えて、作っていきたいと思います。
コーチングにもさまざまな流派があるそうで、それぞれ頻出用語には差があるようですが、まずは基本中の基本のところを網羅していきたいと思います。
傾聴
わたしは、コーチング=傾聴のことだと当初思っていました。
傾聴は、すべてのコーチングの「入り口」と言われています。
ただじっくり声を聴くだけでなく、クライアントの表情、感情、身振り手振り、醸し出すオーラすべてを聴くことです。
しかもできるだけ、こちらの先入観や思考の傾向といったフィルターを外して聴くことが求められます。
そのために、日頃から聴き手であるコーチ自身の思考の傾向や、よくとらわれてしまう考え方を理解しておく必要があります。
無の状態で聴くとは簡単そうで実は奥が深い技術なのです。
やってみるとよく分かります。
こちらの考えや思いを一切はさまず、相手の話を全集中で聴くというのは本当に鍛錬が必要です。
親身になって聴こうと思えば思うほど、ついつい、「あとでこういうこと言ったら、相手の人が安心するかなとか喜ぶかな」と考えてしまうのです。
コーチは「予備知識なしで白紙状態で聴く」と言っていましたが、そんなことできるのかなという、未熟な疑問は消えません。
承認(アクナレッジメント)
相手のことを認めることです。
承認は、ほめるだけじゃないんです。
コーチとして特に意識したいのは3つの承認です。
都会で実践できる農ライフ、読書、ドイツ語、家族などについて「なぜかちょっと気になる」駄文・散文を書いています。お読みいただき、あなたの中に新しい何かが芽生えたら、その芽に水をやるつもりでスキ、コメント、ほんの少しのサポートいただけると嬉しいです。