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『POP IT』は親の免罪符にならない
子どもたちが『POP IT』がほしいと言い出した。
最初はなんのこっちゃ分からなかったが、しつこく何度もほしいと言ってくる。
サンタさんに頼むと言う。10か月以上前からプレゼントの予約をされてはサンタさんも大変だ。
調べてみると、「え?これ?」
フィジェット・トイと呼ばれるジャンルのおもちゃである。
フィジェット・トイとは、手持ち無沙汰なときに、なんとなく触り続けることで落ち着きを得られるひまつぶし用のおもちゃのことだ。
10年以上前に、『∞プチプチAIR(ムゲンプチプチエアー)』というのが流行っていたが、色合いや大きさが変わっただけで、同じである。
ただ、ひたすらプチプチするだけの両者であるが、時代を経て大きな変化がある。
それは購買ターゲット層である。無限プチプチは主に10~30代の若者がメインの購買層だったように思うが、POP ITは明らかに10歳未満の子どもである。
絶妙なのは、おもちゃとしては0~3歳の乳児が喜びそうな単純なシリコン・トイであるにもかかわらず、5歳前後の色々な遊びを覚えたころ合いの幼児を魅了していることだ。
一見すると、そのくらいの年齢の子どもはストレスと無縁であるから現代の闇を感じる。
早速、週末買いに行ってユニコーンの形のPOP ITをゲットしてきた。
お店からでるとすぐに、袋を開けて、ぷちぷち、プチプチ。
家に帰るまでも、ぷちぷち、プチプチ。
家に帰っても、ぷちぷち、プチプチ。
寝ても起きても、ぷちぷち、プチプチ。
とりつかれたように、ぷちぷち押し続けている。
ただ楽しいからと言っているが、何が楽しいのかさっぱり分からない。
そんなにストレスを感じているのだろうか。
子どもたちが、ぷちぷち、プチプチすればするほど、私は心を痛める。
何がストレスになっているのだろう。
コロナで家にいる時間が長くなった。元気いっぱい、遊びたい盛りの子どもたちにとって、Youtube、Switch色々刺激があれど、家にいるのは退屈そのものだ。知らず知らずのうちに窮屈な思いをさせているんだろう。ごめんね。
POP ITは免罪符ではない。子どものために家の中でも頭と体をつかう遊びを考えよう。
POP ITを触ることがないくらい楽しいことを一緒にしよう。
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