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離婚と自立、博士号を取得

別居後の私はとにかく働きました。

別居直前の2月頃、たまたま近くの研究所で公募があり、知り合いの研究者に拾ってもらったことが運命の転換点ともなりました。とても珍しい公募で修士号まで持っている研究者を「育成」しようというもの(関係者の方にはこのプロジェクトの名前がわかるかも知れませんね、リーマンショック直後、2009年頃の話です)。当時、私はまだ修士号しか持っていなかったため、上司となった研究者が「では博士論文を書きましょう、その基礎となる論文を書いていきましょう」と提案してくださり、なんとかかんとか書きあげました。

研究所で2年、その後ある大学で1年ちょっと働いてから、博士号を取得。当時32歳くらいでした。大学に通いながら取得する課程博士ではなく、論文博士だったので多少ハードルは高かったのですが、我ながらよく頑張ったな…と思います。いろんな方の助けがあって、論文執筆中もいろんな仕事を紹介していただき、食べることには困らずにすみました。本当に感謝、感謝です…

当時の私を支えてくれたものがもう一つ、ギャンブル依存症者の家族のための自助グループでした。ここではギャンブル依存症者である家族を変えるのではなく、自分の生き方を変えて、共依存のパターンから抜け出すことを知りました。また、これまでうまくいってなかった自分の人生を冷静に振り返り、新しい人生の設計図を描くことができるようになりました。

もし、私と同じように、問題のある家族に振り回されて自分の人生がうまくいっていない…と思う方があれば、是非騙されたと思って自助グループに行ってみてください。必ず希望はあります。そして、「自分の人生」を歩んでください。

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