マガジンのカバー画像

君たちに伝えたいこと 教養編

111
小説とアカウントをわけるか迷ったけど、結局同居させることにしました。 子どもたちに伝えたいことを書いてゆく文章を書いてゆく中で、自分の知識を中心にしたパートです。
運営しているクリエイター

#古代エジプト

君たちに伝えたいこと 教養編 目次

 自分の子どもたちに、自分が学んできたことを伝えたい。という意図で、子どもが大きくなった…

びぶ
4年前
2

プント 古代エジプトが交易した、海の彼方の地

 先日、プントの場所が明らかになったという記事が流れてきて、ちょっと期待して読みました。…

びぶ
11か月前
3

フェニキア人、喜望峰を越える。

 古代エジプト末期王朝、ネコ2世の時代。王はエジプト支配下にある海洋民族フェニキア人の船…

びぶ
1年前
5

世界史 その30 セティ1世とラムセス2世

 エジプト第19王朝と言えば、何と言ってもラムセス2世の知名度が群を抜いていると言えるでし…

びぶ
2年前
2

世界史 その29 アマルナ宗教改革

 アメンホテプ3世の子、アメンホテプ4世/アケトアテン(イクナートン)はアメン信仰を否定…

びぶ
2年前
1

世界史 その28 アマルナ宗教改革への序曲

 第17・18王朝では本拠地であるテーベの守護神であるアメン信仰が重視され、太陽神ラーと同一…

びぶ
2年前
2

世界史 その27 エジプト第18王朝前半

 エジプト第18王朝は大ピラミッドの第4王朝、クレオパトラのプトレマイオス朝をも凌ぐ、エジプト史上最も人気のある時代だと言えるでしょう。トトメス3世とハトシェプスト、アクエンアテン(イクナートン)とネフェルティティ、ツタンカーメンとエジプト史上のビッグネームが歴代の王に名を連ねます。業績ではなく、現代での知名度という意味での評価ですが。  それではその26で纏めたイアフメスのエジプト統一以降を纏めていこうと思います。  * * * *  イアフメスはヒクソス勢力を壊滅さ

世界史 その26 エジプト再統一・新王国への道

 第13王朝が衰え、ナイルデルタにヒクソスの第15王朝が成立した頃は、エジプト各地で領主たち…

びぶ
2年前

世界史 その25 エジプト第2中間期

 エジプトの第2中間期。エジプトの中王国時代と新王国時代の間の時代で、エジプトの歴史上始…

びぶ
3年前
4

世界史 その11 エジプト中王国

 紀元前2040年頃、ヘラクレオポリスの第10王朝を倒したテーベの第11王朝のメンチュヘ…

びぶ
4年前
2

世界史 その10 エジプト第1中間期

 古王国末期になるとエジプトの中央集権の揺らぎは、もはや回復不可能になってくる。結果とし…

びぶ
4年前
2

エジプト古王国は交易で滅んだか。

 次はエジプトの第一中間期から中王国と第二中間期で纏めようと思っていたのだが、資料を読ん…

びぶ
4年前

ミイラについての短い話

 いつもなら長いコラムの導入に使うような話なんだけど、世界史その4にうまく組み込めなかっ…

びぶ
5年前
3

世界史 その4 ピラミッドの時代-エジプト初期王朝と古王国ー

 古代エジプトと言えば、ピラミッドだね。スフィンクスやらパピルスやらエジプト神話の神々やらスカラベやらを思い浮かべる人もいるだろうけど、やはり古代エジプトの象徴としては、ピラミッドの印象は段違いに大きいだろうね。世界史の基礎の基礎として覚えておくべきなのは、王墓としての巨大なピラミッドは古王国時代に特有のもので、その後には廃れてしまうということだ。小さいものや、かつての栄華を偲ぶモニュメントとして後世に建てられたものもあるけど、それはルーブル美術館にあるガラスのピラミッドと同