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君たちに伝えたいこと 教養編

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小説とアカウントをわけるか迷ったけど、結局同居させることにしました。 子どもたちに伝えたいことを書いてゆく文章を書いてゆく中で、自分の知識を中心にしたパートです。
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#最近の学び

君たちに伝えたいこと 教養編 目次

 自分の子どもたちに、自分が学んできたことを伝えたい。という意図で、子どもが大きくなった…

びぶ
4年前
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ストーンヘンジに関する2つの記事

 年末にストーンヘンジに関する記事を二つ見かけたんです。一つ目はこちら。  ストーンヘン…

びぶ
1か月前
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歴史としてのトロイア戦争

 世界史その33で「紀元前1200年のカタストロフ」と「海の民」について纏めました。今回は半ば…

びぶ
1か月前
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扇動者ピヤマラドゥ ヒッタイトとミケーネ文明の対立を煽った梟雄

 現在「歴史としてのトロイア戦争」として、何冊かの参考図書を読んでいたのですが、その中で…

びぶ
1か月前
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世界史 その33 「海の民」と「前1200年のカタストロフ」

 いろいろ悩みましたが、紀元前1200年ごろまでのエジプト、ヒッタイト、ギリシャの歴史を語っ…

びぶ
1か月前
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バチカン市国って、どの位の広さ?―愛知県民版―

 下の子からバチカン市国ってどの位の広さ?と聞かれたので、ローマの街の中にあるんだから、…

びぶ
1年前
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太陽を射落とす伝説 小ネタというか他人の褌ですが

 相互フォローしていただいている始祖鳥堂まふ(M.A.F.)さん。小説や博物館等のレポートを記事にしておられます。  先日、狭山市博物館のレポートをアップされていたので、早速拝読いたしました。  いろんな制約があるため、僕は名古屋近辺の博物館以外はなかなか行けません。関東地方ですと国立科学博物館ですら2回行ったきりで、ここ10年以上行けていないくらい。色々魅力的な展示があることはわかっていても、各地の博物館まではとてもとても、という状況ですので、このような紹介はとてもありが

ケツァルコアトルスは空を飛べたか?

 昨夜、下の子に「プテラノドンって飛べなかったんでしょう?」と聞かれたので、「はて?どこ…

びぶ
2年前
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世界史 その29 アマルナ宗教改革

 アメンホテプ3世の子、アメンホテプ4世/アケトアテン(イクナートン)はアメン信仰を否定…

びぶ
2年前
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世界史 その28 アマルナ宗教改革への序曲

 第17・18王朝では本拠地であるテーベの守護神であるアメン信仰が重視され、太陽神ラーと同一…

びぶ
3年前
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「ウマの家畜化」についての補足 デレイフカ遺跡のウマ遺骨について

 先日上げた「ウマの家畜化 #歴史を支えた生き物たち 」という記事。  この中でデレイフカ…

びぶ
3年前
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ウマの家畜化 #歴史を支えた生き物たち

 先日、ナショナルジオグラフィックのサイトに、遺伝子の研究から家畜ウマの起源が特定された…

びぶ
3年前
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羊のなる木(スキタイの羊)

 スキタイの羊をご存じでしょうか?スキタイは古代の遊牧民族ですが、スキタイの羊とは直接に…

びぶ
3年前
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世界史 その12 レヴァント・アナトリアそしてエーゲ海の文明への道

 世界史その1で述べたように、文明への道筋の第一歩となる定住文化が最初にみられるのはレヴァント地方だ。またアナトリアにもまだ研究の進んでいないギョベクリ・テペの遺跡を初め、後の本格的な文明に繋がっていくであろう新石器時代の遺跡がいくつも見つかっている。  ところが実際に文明と呼べる段階に発展したのは南部メソポタミア、シュメールの地だった。その後現在の国家と比べても遜色ないほどの広大な領域を持つ国家が登場したのも、メソポタミアとエジプトだった。その間、定住や農耕で先んじていたこ