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君たちに伝えたいこと 教養編

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小説とアカウントをわけるか迷ったけど、結局同居させることにしました。 子どもたちに伝えたいことを書いてゆく文章を書いてゆく中で、自分の知識を中心にしたパートです。
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#世界史

君たちに伝えたいこと 教養編 目次

 自分の子どもたちに、自分が学んできたことを伝えたい。という意図で、子どもが大きくなった…

びぶ
4年前
2

ストーンヘンジに関する2つの記事

 年末にストーンヘンジに関する記事を二つ見かけたんです。一つ目はこちら。  ストーンヘン…

びぶ
1か月前
9

歴史としてのトロイア戦争

 世界史その33で「紀元前1200年のカタストロフ」と「海の民」について纏めました。今回は半ば…

びぶ
1か月前
3

扇動者ピヤマラドゥ ヒッタイトとミケーネ文明の対立を煽った梟雄

 現在「歴史としてのトロイア戦争」として、何冊かの参考図書を読んでいたのですが、その中で…

びぶ
1か月前
3

世界史 その33 「海の民」と「前1200年のカタストロフ」

 いろいろ悩みましたが、紀元前1200年ごろまでのエジプト、ヒッタイト、ギリシャの歴史を語っ…

びぶ
1か月前
4

エラム人はメソポタミア文明の一員か

 つぶやきだと文字数オーバーなので記事にしますが、資料読み込み中のメモ的なものです。  …

びぶ
3か月前

世界史 その32 ミケーネ文明

 ただのお勉強ノートになってしまってからも、のろのろと続けている世界史シリーズ。ヒッタイト、エジプト新王国、ミケーネ文明についての記事を書いて最後に海の民について纏める、というのが最初の心づもりだったんですが、ヒッタイトとミケーネ文明の滅亡に海の民の関与の度合いはそれほど大きくない、ということがわかってきまして、また全体の構成から考え直しという状況です。そもそも海の民についてわかっていることもあまり多くないようで・・・。  とりあえずミケーネ文明について纏めていくことにします

冒険飛行家 アメリア・イヤハート

 かつて何人かアメリカでは有名だけれども、日本では知名度の低い人を取り上げて記事を書きま…

びぶ
1年前
7

四大文明概念を批判する

 時間がなくなかなか進まないながら「メソポタミアとインダスのあいだ」という本を読んでいま…

びぶ
1年前
3

世界史 その31 エジプト新王国末期

 子どもたちに歴史の知識を伝える助けになれば、と思って始めた世界史シリーズですが、気づけ…

びぶ
1年前
3

プント 古代エジプトが交易した、海の彼方の地

 先日、プントの場所が明らかになったという記事が流れてきて、ちょっと期待して読みました。…

びぶ
1年前
3

ハンニバル、アルプスを越える。酢を使って。

 カルタゴの将ハンニバルと言えば、共和制ローマを苦しめた敵の中でもローマを崩壊の瀬戸際に…

びぶ
1年前
5

父から子に語るアヘン戦争

 最近、歴史に強い興味を示している上の子。先日はなかなか興味深い質問を飛ばしてきました。…

びぶ
1年前
3

カルタゴの船乗り、ゴリラに出会う

 古代の海洋民族として名高いフェニキア人。彼らは古代地中海世界においてギリシャ人と並んで海上交易に活躍した人々です。世界史の教科書では東地中海のシドンとティルスが中心的な都市として取り上げられますが、他にもビブロスなど重要都市があります。更にティルスの植民都市として生まれた北アフリカのカルタゴは本国を凌ぐ繁栄を遂げ、勃興期のローマと地中海の覇権をかけて激しく争うこととなります。カルタゴのフェニキア人はポエニ人と呼ばれることが多く、シドンやティルスのフェニキア人との関りが意識さ