【出産レポ】計画無痛予定からの帝王切開になりました④

そして運命の促進剤3日目。

点滴のカテーテル類は感染予防で3日で
交換しなくてはいけないため、朝一で抜管と
挿管。

すごい可愛くて若い助産師さんが担当してくれたんだけど、入院した日も同じ人で、
ずっとうっすら痛かったので、
もしかしなくても下手…?と疑っていたら、
挿管のとき、グリグリされている感触(痛い)のあと、
針を抜かれて、

「もう一回いいですか?」

針超苦手なので、さすがに情けない声が出てしまい、
泣きたい気持ちになっていたら、
少し慌てた様子で、別のベテランっぽい人を呼んできてくれました。笑
そしたらなんと無痛。しかも入院中ずっと痛くない。
やっぱり上手い下手ありますよね。。。。笑

そんなこんなで6:30ごろから促進剤、からの
9時の診察。
やはり赤ちゃんは下がってきていなくて、
心拍とかは問題ないけど帝王切開のほうが
安全に赤ちゃんを出してあげられる話をされる。

個人的には、帝王切開であれば
保険適用になるし、医療保険もおりるし、
我が子が確実に安全に取り出してもらえるならば
帝王切開でもいいかなという気持ちになる。

それが伝わったのか、お医者さんが、

午前中促進剤やらないで
帝王切開って決めちゃってもいいよ!
分娩停止ではあるので…

と。笑
正直迷ったけれども、
前述のようにわたしは針が超絶苦手で
しかも硬膜外のカテーテルが激痛だったので
背中に麻酔を入れるのが恐ろしく
(帝王切開は背中から麻酔を入れて胸から下を局所麻酔する)
帝王切開と決めきれなかったので、
午前中いっぱい促進剤やってもらうことに。
その結果で、お産が進まなければ
夕方帝王切開しましょうということになりました。

結果………………

お産が全く進まず。
分娩停止ということで、
帝王切開が決まったのが13:00。
15:30からオペなので、といわれて
憂鬱な気持ちがマックスに。
2時間で心の準備はできません。笑

でもそれを言ったら、

心の準備しなくても大丈夫ですよ。
赤ちゃんの名前とか考えててください。

って言われて、ちょっと面白かったし
私はそれ聞いて安心しました。
だって、心の準備いらないくらい
お医者さんにとっては安全な手術なんだなと思えたから。

14:30から剃毛や着圧ソックスなどの準備が始まり、
あれよあれよと手術室にいき、
麻酔科医の先生と話しながら(かなりかっこいいさばけた明るい面白い人だった)
恐怖の背中への麻酔タイムが訪れたのですが
意外や意外、なんと無痛でした。

推察するに、このとき補助してくださった
助産師さんはかなりベテランさんで、
私の体をまんまるになるよう
ホールドしてくださったので
痛くなかったのだと思います。
(背中に針さすときは体をダンゴムシのように丸めます)
あと硬膜外のやつより針細いらしい。


そっからは早かったです。
麻酔のききを確認し、
ものの15分で息子が取り出され、
縫合、説明って感じ。
縫合中、お医者さんたち
世間話してて笑っちゃいました。
順調なんだなって感じ。
でも人によってはクレーム入れそう…w

さらっと書いたけど、
耳元で麻酔科医の方や
助産師の方が逐一不安にならないよう
寄り添った声かけをしてくださっていて
だから私も安心して身を委ねられたなと思います。

息子の産声が聞こえた時は、もう
涙があとからあとから溢れてきて
これまで経験したことのない感情に満たされて
こんな幸福なことははじめてだと思ったし、
顔を見せてもらったとき、
なんて可愛い子なんだろうと思って、また
涙が溢れてしまった。


帝王切開で生まれたから呼吸がまだ不安定とのことで、
一日だけ保育器に入ることになったけれど、
至極健康に産まれてきてくれました。

お産が進まなかったのは、
なんと臍の緒が首に二週していたから。

産めないことはなかったみたいだけど、
経膣だとかなり難産になっていた可能性が
高かったみたいだし、
時間がかかると赤ちゃんの心拍も弱くなったりして
危険な状況になっていた可能性もあったみたい。

計画無痛のために早めに産もうと
促進剤打って誘発していなければ、
気づかずに息子を危険に晒していたかもしれなくて、
15万余計に払ったけどw
息子にとっては一番いい形で
出産できたのかもしれないと思って
その幸運に感謝しました。

うちの夫は私の腹に傷があろうとなんだろうと
私を愛してくれるので、
腹に傷ができたことくらいは、
あんまり私は気にしていないというか、
緊急帝王切開ではあるけれど、
準備できて帝王切開になったので
パンツのラインに横一本で切ってもらえたのもあり、
多分時間と共に腹の傷も目立たなくなるんだろうと思います。
消えなくても、この傷は
息子の命を守った証なんだということで、
私にとっては大切な記念だなと、
そんなふうに感じてもいます。

出産当日のことは、こんな感じ。
後日談は、また時間があるときに記録しようと思います。(笑)


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