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bitFlyerの手数料が高すぎたのでbitbankにした
こんにちは。ビットコインが10万ドルに到達したりと何かと騒がしい仮想通貨界隈ですが、私も最近仮想通貨取引を始めました。
ここで迷うのが取引所です。有名なのはCoincheckとbitFlyerですが、他にもまぁまぁあります。私はここでbitFlyerにしてしまいました。
本稿ではbitFlyerよりbitbankがおすすめな理由を述べようと思います。
本人確認が面倒
アプリを入れて登録したのですが、本人確認が面倒です。マイナンバーカードで本人確認したのですが、bitFlyerは厚さがわかるように角度を変えて写真を撮ったり、首を振らせて顔写真を撮らせたりするなどシビアでした。偽装防止のためでしょうが、個人的には面倒に感じました。bitbankはカードをNFCでかざすだけでよかったので楽でした。
手数料(スプレッド)が高すぎる
bitFlyerは手数料が高すぎます。そもそも、私が知る限りbitFlyerの取引所(ユーザー同士が価格を提示して直接取引する場所で、販売所に比べて安く購入できる)が対応しているのはビットコイン、イーサリアム、リップル、ビットコインキャッシュ、ステラルーメン、モナコインしかありません(アプリではもっと少ない)。そのため、ドージコインのような他のアルトコインは販売所で買うことになるのですが、その手数料が高すぎます。ビットコインでも取引所は0.001BTCからしか購入できないので、少額取引なら販売所を使わざるを得ずかなりぼったくられます。
たとえば、執筆時現在1ドージコインがbitbankの取引所では62.97円で取引されていますが、bitFlyerの販売所では66.70円で買え、59.16円で売れます。つまり買うだけで約6%、売りも約6%、余分に払わなければなりません。同じ値段で売り買いするだけで12%も取られます。これは他のコインでも同様です。このような取引価格の差をスプレッドといいます。
なお、このままでは「取引所と販売所を比較するのはフェアではない」と思われかねないので取引所の売買手数料同士でも比較してみましょう。bitFlyerでは「約定数量 × 0.01 ~ 0.15%」が手数料として発生します。一方で、bitbankではメイカーが-0.02%、テイカーが0.12%です。
メイカーは、新しい注文を市場に提示して取引を「作る」側の人を指します。この場合、注文が板に載り、他の取引参加者によって取引が成立するのを待つ形になります。
一方、テイカーは、すでに市場に出ている注文を取引成立させる「受け手」の役割を果たします。
つまり、bitbankではメイカーには手数料がマイナス、つまり「報酬」が発生します。取引板に流動性を提供する人を優遇する仕組みと言えますね。bitFlyerはメイカーでもテイカーでも手数料がかかる上、少額では若干bitbankよりも高いので、この点でもbitbankのほうがよいでしょう。
クリプタクトでAPI連携できない
クリプタクトは仮想通貨や株式の損益計算を自動化し、資産管理と税務申告をサポートするサービスです。実はbitbankは含み損益も実現損益も見れないのですが、クリプタクトで確認することができます。bitFlyerのアプリは含み損益と実現損益を合わせた損益が見れるのですが、UIがよくないので実用的ではありません。長期保有なら日時損益とか不要……
確定申告のためにもクリプタクトのような損益計算ツールをよく利用しますが、bitFlyerはAPIと連携できません。そのため、クリプタクトで損益を自動的に計算することができず、取引データを手動でパソコンからアップロードしなければなりません。これは非常に不便で時間がかかります。一方、bitbankではAPI連携が可能で、ボタンを押せば反映してくれます。
bitFlyerはポイントサイトとして活用すべき
bitFlyerのビットコインをもらうから指定の他社のサービスを利用すると、たとえば一定額や商品価格の数%相当のビットコインがもらえるようです。また、Braveというプライバシー重視のブラウザとも提携しており、Braveを使用してウェブを閲覧することでBAT(Basic Attention Token)というトークンを獲得できます。このBATもbitFlyerに連携させることで、ビットコインと同様に換金することができます。Braveブラウザで広告を閲覧するたびにBATが付与され、そのBATをbitFlyerのアカウントに移動させることで、ビットコインに交換することが可能です。私は、bitFlyerを現在このためだけに使っています。
まとめ
最初に使っていたbitFlyerからすぐにbitbankに移行しました。bitFlyerの本人確認は手間がかかり、手数料も高めで、API連携もできないためクリプタクトとの連携が不便です。一方、bitbankは簡単な本人確認と低い手数料、API連携が可能で非常に使いやすいです。ただし、bitFlyerはBraveブラウザとの連携を通じてビットコインやBATを獲得できるポイントサイトとしては使えるので、一応口座は残しています。
なお、有名なCoincheckも似たようなぼったくり手数料体系なようです。みなさんはbitbankを使いましょう。