【Q&A】講座のコース名の付け方にコツはありますか?
自分が開発したオリジナルメソッドや理論を教材化したい方へ
こんにちは。「教材の力」で学びの場の課題を解決する教材戦略ラボの矢澤です。
私は普段、「学びの場」を主催するセミナー講師やインストラクターの方向けに、教材(主にはテキストやワークブックなどの冊子型教材)の制作プロデュースをしています。
教材戦略ラボでは、教材や講座にまつわるギモンや悩み・質問を募集しているのですが、今日はこんな質問をいただきました。
Question
今、新しい講座を企画中です。プレコースと本コースをの2つを予定しているのですが、コース名の付け方に(覚えてもらいやすいとかわかってもらいやすいとか)工夫できることはありますか?
(質問者:Kさん)
Answer
まず、この質問にある「コース名」について。「講座名=コース名」という捉え方もありますが、ここでは、「ある1つの講座シリーズ内における種別の名前」を指すものとして回答します。
講座名については、マーケティングやブランディングの視点を取り入れて、講座のゴールやコンセプトをベースに考えることが多いと思います。
そのうえで「コース名」ですが、お客様にきちんと伝わり、受講を検討してもらえるようにするための工夫としては、以下の視点を意識すると良いです。
講座シリーズの「全体」に対して、「各コースの位置付け・役割」がわかる文言を入れる
仮にお客様に対して、ある1つのコース名(例:「○○講座 入門コース」)を示したとき、「なるほど、これが最初のコースなんだな。ということは他にも上のコースがあるんだろうな」と想像してもらえるのが理想です。
例)
▼レベルが複数ある場合
プレ:○○講座【入門コース】
本編:○○講座【初級コース】【中級コース】【上級コース】 など
▼受ける順番が決まっている場合
プレ:○○講座【ステップ0(ゼロ)】
本編:○○講座【ステップ1、2、3】 など
▼順番は決まっていないので好きなものからどうぞ、という場合
プレ:○○講座【導入編】や【プレコース】
本編:○○講座【モジュールA、B、C】や【クラスA、B、C】 など
▼学ぶ目的やジャンルによってコースが分かれている場合
プレ:○○講座【基礎編】
本編:○○講座【設計編】【制作編】【運用編】 など
いかがでしょう?
このようなコース名にすると、1つのコースだけでなく、その前後や周辺にあるであろうコースや、講座シリーズ全体の仕組みや構成にまで想像が及ぶことがわかると思います。
結果、「そのコース」という点ではなく「その講座シリーズ全体」という面でのイメージが浮かぶので、【全体としての価値】が伝わりやすくなります。
ぜひ参考にしてみてください!
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