私が幸せな人生を取り戻すのを可能にしたもの

    現在は、人々が身体的魅力やスタイルの良さをとても気にする時代です。私は美しい顔とほっそりとした体つきで、何を着ようと、人々は私に振り返っていました。私の周りの人々は、スタイルが良く、美人であると言って私を褒め、羨ましがっていました。夫もとても優しくしてくれていました。そのため、私はとても自信がありました。どこに行っても、私は頭を高く挙げ、背筋をぴんと伸ばして歩きました。私は他人からの賞賛を得るために自分自身を見せびらかせていました。心の中で、「スタイルが良く、顔が良い女性は、自分自身の人生を書き換えることができる。」と考えていました。

    しかし、考えてもいなかったのですが、子供を産んだ後、私は太り始めました。徐々に、夫は私のことが嫌いになり、私のお腹が出ていて、足が太いと言うようになりました。私は水を飲んでも太り、私は不格好なまでに太っていると言って、皮肉な冗談を言う人さえいました。これらの言葉を聞いて、私はとても嫌な気分になりました。頬を叩かれたかのように顔が熱くなりました。かつては、私が外出すると、人々は私の美しさを褒めていたのに、今では誰もが私のことをからかいます。まるで、天国から地獄に堕ちたようでした。このものすごい落差は、私のプライドをずたずたにしました。心の中がひどく傷付いていました。ある時、夫と買い物に出かけました。デパートで夫のズボンを見ていると、2人の店員が私の後ろで、「あの男の人はとても若々しくてハンサムなのに、どうしてあんなにでっぷりと太った女性といるのかしら。」と小声で囁いているのが聞こえました。この批判を聞いて、私は怒り心頭で、ズボンをカウンターに置くと、踵を返してその場を去りました。私は涙が溢れ出るのを止めることができませんでした。私は、「最近は、人々が美しい顔とスタイルの良さにのみ価値を置いている。美人でなく、スタイルも良くない女性は、社会で立つ瀬がない。」と思いました。そこで、私は、「子供が離乳したら、ダイエットしよう。私のことを笑った人たちに羨望させ、嫉妬させてやる!」と決意しました。その後、友人が、「すっかり太ってしまったあなたの姿をご覧なさい。現在は、とても多くの男の人が若い愛人を持っています。あなたがこのまま太り続け、痩せようとせず、ある日、旦那さんが浮気し、愛人を持つようになったらどうするのですか。」と言いました。このような言葉を聞き、私の心はさらに惨めになり、強い焦りを感じました。私は、「私のスタイルが変わっていなかった頃は、夫は私の言うことを何でも聞いてくれた。私が太ると、私のことを嫌いになり始めた。もし、友人の言うとおりになったら、それは悲惨だ。そんなことが起きるのを許す訳にはいかない。」と思いました。私はとても不安になりました。その頃は、夢の中でさえ、夫が他の女性と駆け落ちする夢を見ていました。このため、体重を落とすことが最重要課題だとさらに感じるようになりました。子供が離乳すると、知人に聞いたり、インターネットで調べたりして、効果的に、短期間で痩せる方法を探しました。ダイエット専門家にさえ相談しました。彼らは、「痩せたければ、お金を払う必要があります。あなたのような既婚女性は、特に、体重に気を付ける必要があります。あなたはまだ若い。年を取ってから体重を落としたいと思っても手遅れです。スタイルはあなたの自信になります。あなたのスタイルが良くなってこそ、ご主人の心を掴んでおくことができます。」と言いました。専門家の言うとおりでした!女性はスタイルが完璧である時にのみ、100%の自信を持ち、他人の心の中にある自分のイメージを回復することができます。そこで、ためらうことなく減量計画を実行開始し、痩せるための“秘密のレシピ”を探しました。

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    ある時、私の妹が、近所の人が痩せ薬を飲み、1ヶ月に約15kgも痩せたと言いました。それを聞いてとても興奮し、それについて調べ、その痩せ薬を自分のために購入して欲しいと妹に頼みました。妹は、「お姉さん、すべての薬には副作用があります。その薬には絶対に副作用がありますよ。気を付けたほうが良いです。」と言いました。これを聞いて、少し不安になりました。その薬には、私の健康を害する何らかの副作用が本当にあるかもしれないと怖くなりました。しかし、私は、「私のスタイルが良かった頃は、夫も周りの人も、こぞって私を褒め、羨ましがっていた。しかし、私が太ると、私に会うすべての人が皮肉や冗談を言ったり、侮辱したりする。その落差はあまりにも大きい。思い切って決断しよう。この薬が私の体に危険であるかどうかはどうでも良い。痩せさえすれば、他のことは重要ではない。」と考えました。そうして、私は痩せ薬を飲み始めました。通常、1日1錠飲むべきところを、より早く結果を出したいばかりに、服用量を増やしました。痩せ薬の刺激により、夜は、約2、3時間しか眠れなくなりました。頭は膨張したような感じがし、目は痛く、動悸が激しくなりました。また、毎日適切な食事を採るのを止め、きゅうりやトマト、スイカなど、脂肪率を下げる果物や野菜のみを食べるようになりました。1ヶ月に2回、具の入っていない麺のみを食べました。栄養と睡眠の両方が不足していたため、少し目眩がするようになりました。しかし、ダイエットして元のほっそりとした体型を取り戻すことができるのだと思えば、これは大した苦しみではないと感じました。決意が成功に導くのです。しばらくして、毎日のように、友人がくれた素敵なドレスを着てみるようになりました。最初のうちは、頭しか入らなかったのですが、1ヶ月もすると、楽に着られるようになりました。私は幸せな気持ちで中庭に立ち、自分自身をうっとりと眺めていましたが、突然、目の前が真っ暗になり、その場に倒れてしまいました。これを見た夫は怒って、「美しくなるために、あなたは命を捨てている!」と言いました。しかし、私は彼の言葉を無視しました。どうであっても、私は痩せたのです。1ヶ月の苦しみは無駄ではありませんでした。その後、私は意図的に可愛いドレスを着て、外出するようになりました。私の体重について冗談を言っていた人々に、この痩せた体を見せたかったのです。近所の人々が私を見ると、もちろん、驚いて、「わぁ!どうやってそんなに早く痩せたのですか。減量が本当に成功しましたね!」と言いました。彼らは、再び、羨望と嫉妬の混じった目で私を見るようになりました。この頃、夫はかつてのように皮肉を言うことはなくなり、私への態度も良くなりました。彼は私に微笑みさえ見せ、「あなたは痩せると本当に美しくなります!」と言いました。これらの言葉を聞き、私の虚栄心は再び満たされました。痩せたいという気持ちは、一層強くなりました。まるで薬物のように中毒になっており、止めたいと思っても、止めることができませんでした。私のスタイルは完璧ではないとまだ思っており、もう1箱痩せ薬を買いました。しかし、私が希望しているスタイルまで痩せた時に、苦しみが始まるとは全く考えてませんでした。

    ある朝起きると、全身に赤く小さな発疹ができており、それは頭や耳にまでできていました。私はすぐに、母と一緒に検査のために病院に行きました。医師は、難治性の皮膚病である乾癬だと言いました。これは、完治させることはできず、薬によりできるだけコントロールするしかない病気でした。私の免疫力が低下し、抵抗力がなかったため、体の中の毒素が一掃されず、血流の中に残ってしまったことが原因でした。ダイエットにより、私を見た誰もが私から距離を保とうとするような皮膚病を罹患することになるなど、全く想像していませんでした。この対価はあまりにも高く付きました。それから、頭から爪先まで、強い痒みを伴う赤い斑点ができました。夫も私を忌み嫌い、私から距離を置きました。さらに、私も外出したくなくなり、嘲笑の的となるのが怖くなりました。心の中ではひどい辛さを感じ、毎日泣いていました。私は自分のスタイルを見せびらかすために減量しようとしました。それなのに、今では、見せびらかすことができないだけではなく、自分自身に問題さえ引き起こしてしまいました。他の人はタンクトップに短パンを着ることができるのに、私は全身の斑点を隠すために、全身をしっかりと覆う必要がありました。私はとても後悔しましたが、過ぎたことであり、後戻りすることはできませんでした。私の皮膚疾患を直してくれる医師を求めて探し回ることしかできませんでした。しかし、どの薬も一時的にコントロールするのみで、完治させることはできませんでした。さらに辛かったのは、痩せ薬は依存性があり、皮膚疾患により、痩せ薬の服用を止めると、たちまち太り始めました。人々からの嘲笑や、家族からの冷遇や嫌悪は、とても私を苦しめ、自殺したいとさえ思うようになりました。私は常に、完璧なスタイルを求め、痩せることで自分自身の運命を変えたいと願ってきました。しかし、痩せることができなかっただけではなく、この皮膚病を罹患し、自分自身にひどい損害を与えてしまいました。周りの人の中には、減量のために、不眠症や心臓疾患、拒食症を患った人や、さらには、美しくなるために胃がんになり、命という対価を払った人さえいました。これらすべてのことに私は困惑し、「私は何のために、こんなことをしたのか。人からの賞賛を得るためだけのことだったのか。ここまで自分の体を傷付けるだけの価値が本当にあったのか。」と考えました。

    その後、全能の神の終わりの日の働きを受け入れる幸運に恵まれました。集会で、私の減量プロセスについて姉妹達に話すと、1人の姉が全能の神の次の聖句を読んでくれました。「あなたがたの気質、器、外観、背丈、あなたがたが生まれた家族、あなたの職業、結婚、すなわちあなたの全て、あなたの髪や肌の色、あなたが生まれた時間に至るまで、すべてはわたしの手により定められたものである。今日、あなたをわたしの前に来させたのも実際、わたしの定めによることは言うまでも無く、あなたが毎日行うこと、日々出会う人々でさえわたしの手で定められたものである。自分を混乱させてはならない。冷静に進みなさい。」(「キリストが最初に発した言葉と証し」より)この姉は、「どのような結婚をし、どのような家族を持つか、どのような外見になり、どのような人種で生まれ、いつ太り、いつ痩せるかということを含め、すべてのことは神により事前に定められています。それは、誰かや何かが変えられることではありません。神が私達に与えるものは最善で、それらすべてに意味があります。それにもかかわらず、私達は神の統治や神が定めた運命に従うことができず、神が授けてくれたすべてのものは私達の心に反していると常に感じています。私達は、常に、完璧なものを追い求め、神の統治に反対し、神が与えてくれたすべてのことを変えようとします。そのため、私達は自分自身を傷付け、自分自身にひどい苦しみをもたらしています。私の働くグループにいるXXさんをご覧なさい。彼女は美しさを求め、唇の整形手術を受け、神経をダメにしてしまい、今では、唇の形がおかしくなっています。減量のために脂肪吸引手術を受け、手術中に命を落とす人さえいます。これらの人々がこのような病気にかかった理由は、彼らが神の権威と統治を理解していなかったためです。これは、彼ら自身で自分の運命を変えようと無駄な努力をした苦い結果なのです。」と言いました。

    神の言葉とこの姉との交流を通し、私は、どのような結婚をし、どのような家族を持ち、どのような外見で、どのようなスタイルになるかは、すべて神次第であることが分かりました。神は既にこれらのことを定めていました。それは、私が希望したからと言って変えられるものではありません。しかし、私は神の統治を全く理解していなかったため、減量により、自分自身の運命を変えようとしました。その結果、私は多額のお金を使い、ひどい苦しみに耐えたにもかかわらず、結果として、自分の運命を変えられなかったばかりか、頑固な皮膚疾患にかかり、それにより毎日苦しむ羽目になったのです…。私は本当にあまりにも愚かで無知でした!その後、兄弟姉妹と教会の生活に参加し、神を称賛する賛美歌を歌い、神の言葉について話し合い、私達のそれぞれの経験や目撃したことを共有し合いました。兄弟姉妹とかかわる中で、兄弟姉妹はとても質素な装いをしていることに気が付きました。彼らは身体的魅力やスタイルの良さを追求していません。彼らは神が彼らに与えたものをすべて受け入れ、それに服従し、リラックスし、気楽に暮らしています。彼らは互いに助け合い、サポートし合いながら、誰をも公平に扱っています。彼らは外見やスタイルの違いにより、誰かを特別扱いすることはありません。そのことは、私に慰めと解放感を与えました。私は、自分自身の運命を変えるために、減量に頼ることができないことにも気が付きました。1人ひとりの人生は神の手中にあり、私は神の統治と采配に服従しなければなりません。

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     その後、次のような神の言葉を読みました。「それは、誰かがあなたに『あなたの顔立ちは美しい。鼻筋が僅かに短いが、それを直せばあなたは国際的な美人になるだろう』と言うようなものである。整形手術を望まなかった者は、この話を聞いて心が動くであろうか。(動くであろう。)それならば、この話は誘惑する力があるだろうか。この誘惑は、あなたにとって魅力的であろうか。この誘惑は、拒み難いであろうか。(拒み難い。)神はこのようなことを言うであろうか。(言われない。)神の言葉に、現在検討している話のようなものが少しでもあるであろうか。(ない。)それはなぜであろうか。神は自身の心をそのまま述べるであろうか。人は神の言葉により神の心を理解できるであろうか。(理解できる。)しかし、蛇が女に話した時、あなたは蛇の心を理解できたであろうか。(理解できなかった。)己の無知故に、人間は簡単に蛇の言葉に惑わされ、騙され、誘導されていった。あなたは、サタンの意図を理解することができたであろうか。サタンの言葉の裏にある意図を見抜くことができたであろうか。サタンの策略と抜け目ない計画を見抜くことができたであろうか。(できなかった。)サタンの口調は、どのような性質を示すものであろうか。この話から、サタンのどのような本質が分かるであろうか。(邪悪な本質が分かる。)邪悪ということだが、サタンは狡猾であろうか。おそらくサタンは表面的にはあなたに微笑みかけるか、全く無表情であろう。しかし、サタンは胸中で、いかにして自分の目的を果たすかを計画しており、あなたはその目的を知ることができない。そしてあなたは、サタンの様々な約束や、サタンが語る利点に惑わされる。あなたは、そうした約束や利点を良いものであると判断し、サタンの話す内容が神が述べる話よりも役立ち、重要であると感じる。このような状態になった時、人間は服従する囚人となるのではないか。(その通りである。)それでは、サタンが用いる手口は極悪非道ではないのだろうか。あなたは深みにはめられ、沈んでゆく。何をすることもなく、サタンのふた言で、あなたはその手口にはまり、サタンに従わされてしまう。こうしてサタンの目的が達成される。そうではないだろうか。(その通りである。)こうした意図は邪悪ではなかろうか。これがサタンの元来の姿ではないか。(その通りである。)サタンの話から、人間はその邪悪な動機と醜悪な姿、その本質を知った。」(『言葉は肉において現れる』の「唯一の神自身 4」より)神の言葉による啓示で、私は、外見の良さを求めるのはサタンの策略であることが分かりました。サタンは私を騙すために嘘や誤った考えを使います。表向きは、私自身のためであるかのように、とても理に適い、有益なように聞こえるため、私は知らないうちにこれらに騙され、支配されています。たとえば、「紳士が欲望するのは美しい女性」「女性の資産はそのスタイルと顔」「スタイルが良ければ、周りの人から称賛され、夫から愛され、素晴らしい人生が待っている」などの言葉です。私は、常に、これらのサタンの嘘に騙され、これらの嘘に鼻面を引きずり回されていました。私は、スタイルが良いことによってのみ、夫の心を掴み、他人から称賛と高い評価を得ることができると心から信じていました。私の虚栄心を満たし、私自身の欲望の目標を達成するため、私自身の健康を害する薬を使用するのでさえためらいませんでした。しかし、最終的に、それが私にもたらしたものは、病気の苦しみと、振り払うことができない辛さだけでした。その時になってようやく、人々が世俗的なトレンドに従い、肉のために生きると、サタンの誘惑と苦難に苦しむことになることに気が付きました。同時に、神の言葉だけが人々に真理を理解させ、サタンの策略を見破らせ、サタンの欺瞞や危害から人々を救うということも分かりました。徐々に、私はサタンの嘘に背を向け、これらの痩せ薬や食べ物に頼らなくなりました。他人が私を見ようが、私を批判しようが、夫がどのように私を扱おうが、気にならなくなりました。その代わり、神が私のために用意してくださった運命を信じ、神の言葉に従い生活していました。毎日、規則正しく食べ、頻繁に神の言葉を読み、真理を追求し、神の創造物として本分を尽くしていました。すると、予想もしていなかったことに、健康を回復し、全身には斑点がほとんどなくなりました。神よ、ありがとうございます!これは、すべて私への神の愛であることを知っています。サタンの策略にかかることなく、神の愛と保護のもとで生きていけるよう、神の前に私を導いてくださったのも、真理を授けてくださったのも、判断力を授けてくださったのも神です。私の霊は解放され、自由になりました。私には、人生で求めるべき適切な目標があり、あんなに辛い状態ではもう暮らしていません。

    私の減量プロセスについて思い返すと、それは、本当に全く困難で危険なことでした。私はもう少しで死ぬところでした。神の愛と保護、そして神による救済がなければ、この邪悪な傾向から抜け出せず、未だに完璧なスタイルを頑固に追い求め、サタンによる苦しみと誘惑の中にいたことでしょう。これらすべてはサタンにより引き起こされたことであり、サタンが私の虚栄心を使って、私を困惑させ、誘惑し、騙し、それにより、私は深く沈み込み、その罠にかかり、抜け出せずにいたことを理解させてくれたのは神の言葉でした。私を目覚めさせてくださった神の言葉のお陰で、もう自分自身のスタイルも、他人が私をどのように判断するかも、気にならなくなりました。その代わりに、神が要求する真の人間らしさを全うし、神の承認を得られるよう、真理をただ追い求め、神の言葉に従って生き、神の統治と采配に服従しています。このように生きることはとても幸せで満ち足りた気分にさせてくれます。しばらくして、夫は私の病気が回復し、私の精神的見解が良くなり、人生に対する態度がポジティブで楽観的なものになり、教会のすべての兄弟姉妹が善良で正直な人々であるのを目の当たりにし、私の体重を理由にして私を冷たくあしらうことはなくなり、私に優しくなりました。神の言葉は私の人生を上向きにしてくださいました。そのことを神に感謝します。私の人生は、今、幸せで一杯です。教会の生活に参加し、兄弟姉妹と自分の本分を尽くすことで、とてつもない解放感と自由を感じます。自分自身を神の手中に委ね、神の統治と采配に服従してのみ、最高の幸せを得て、最も美しい人生を生きることができるのだと、気が付きました!

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