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第22回目~イエスと弟子たち~

前回で、サタンからの3つの誘惑のシェアが終わりました。
 
イエスはこの時点で、これからの活動のための基礎的な土台ができた、と言えるでしょう。バプテスマのヨハネから洗礼を受け、三位一体なる神の聖霊に満たされ、そしてサタンの誘惑にも勝利しました。

本格的な活動の前に、いくつかの準備的なエピソードがあるので、今回からは、それをご紹介していこうと思います。
 

まず、イエスには12人の弟子がいたことは、ご存知の方もいらっしゃるかと思います。この弟子の集まり方で有名な箇所がありますので、ご紹介しますね。
 
イエスはガリラヤ湖のほとりを歩いておられたとき、二人の兄弟、ペテロと呼ばれるシモンとその兄弟アンデレが、湖で網を打っているのをご覧になった。彼らは漁師であった。
イエスは彼らに言われた。「わたしについて来なさい。人間をとる漁師にしてあげよう。」
彼らはすぐに網を捨ててイエスに従った。 
イエスはそこから進んで行き、別の二人の兄弟、ゼベダイの子ヤコブとその兄弟ヨハネが、父ゼベダイと一緒に舟の中で網を繕っているのを見ると、二人をお呼びになった。
彼らはすぐに舟と父親を残してイエスに従った。
マタイの福音書 4章18~22節

 
4人の人物がイエスに従う様子が書かれています。2組の兄弟です。
 
ペテロ、アンデレ。
ヤコブ、ヨハネ。(バプテスマのヨハネとは違う人物で、ヨハネの福音書を書いた人です。)
 
彼らは漁師でしたが、イエスが呼ぶと、1組は仕事をその場で放り出し、1組に至っては仕事のみならず、父親までほったらかしてイエスについて行きます。

これはスゴイですよね!

私はこれまでこの箇所は、彼らのイエスに対する超ストレートな信仰を表しているのだと思っていました。そして、私にはとてもそこまでは…とも。
 
ですが今回、4つの福音書全て繰り返し読む中、意外な事を知りました。
 
ヨハネの福音書1章35節以降に、イエスと何名かの弟子たちの出会いが書かれています。聖書箇所は長くなるのでここには載せませんが、ここからわかるのは、先程名前を挙げた4名のうち少なくとも3名、アンデレとヨハネとペテロは、元々はバプテスマのヨハネの弟子であった事がわかります。
 
彼らのイエスとの出会いは、先程の「網を置いてついて行った」と書かれた時から約1年前でした。また、その他に、イエスはピリポとナタナエルという弟子とも出会っています。しかもイエスは本格的な活動を始める前、パプデスマのヨハネが人々に洗礼を授けることを、弟子達と共に手伝っていたと書かれています。(ヨハネ3:22)
 
つまり、弟子達は突然イエスについて行ったのではありませんでした。
その1年ほど前から、イエスと共に時間を過ごし、弟子となるべく教えを受けながら過ごしていたのです。
 
網を捨てて、父親を残してついて行ったのは、準備が整い、彼らがこれからの人生をイエスと共に過ごす決心の時だったのでした。
 
彼らは、魔法にでもかかったようにイエスについて行ったのではなく、
 
〜時が来るのを待っていた〜
 
という事です。
 
今回、弟子達の「スーパーマン的な従い方」の奥には、既に訓練があった事がわかって、私自身は少しホッとしました。また、何をするにしても準備は必要だという事なんだなぁ、と新たな気づきもあって感謝でした!
 
 
次回は、イエスが行なった初めての奇跡をご紹介します。

Have a great day!
 
 
車に貼ってあるこんなマークやアクセサリーを見た事ありませんか?



これは、英語では、イクサス(ichthys, ichthus[ˈɪkθəs][1]))のほか、ジーザス・フィッシュ(Jesus Fish)やクリスチャン・フィッシュ(Christian Fish)とも呼ばれているシンボルの一つです。(ウィキペディアより)





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