【Tap09】AGARIHAMA BREWERY（沖縄）

　AGARIHAMA BREWERYは沖縄本島の東海岸沿い、東浜（あがりはま）に2023年8月に誕生したばかりのブルワリーです。

　コンサル事業や業務代行事業、出版事業、さらには保育園や飲食店の運営まで幅広く手掛ける株式会社YUKAZEが、与那原町の振興を目的に立ち上げたもので、副原料にサトウキビを使いた「GAJYUMARU IPA」やパイナップル果汁を使用し「AGARIHAMA IPA」など、沖縄らしさ満点のビールを次々に送り出し、早くも注目を集めています。

　500Lサイズの発酵タンクを5本備えた醸造所は、沖縄では小規模な部類なのだそうですが（首都圏視点ではなかなかの生産力ですが…！）、最近も“奇跡の木”と呼ばれるアジアのスーパーフード、モリンガを使ったペールエールを試験醸造するなど、意欲的なビールづくりを行っています。

　ちなみに「ビビビ。」には、店主が直接取材したブルワリーのみをタップオンするという不文律があります（※ショーケース冷蔵庫のボトルについてはその限りにあらず）。
　ボトルで大好評いただいたAGARIHAMA BREWERYのビールをタップに繋ぐには、本来はまず沖縄まで取材に行かねばならないところなのですが、幸いにも代々木公園で開催された「OKINAWAまつり」で工場長の瑞慶覧朝則さんにたっぷりお話を伺うことができました。

　もちろん遠からず東浜にもお邪魔するつもりですが、せっかく得られたこの御縁。沖縄のニューウェーブのお味を、たっぷりご賞味ください！

　〈Text By Satoshi Tomokiyo〉