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RIOT BEER(東京・祖師ヶ谷大蔵)

 RIOTとは「暴動」を意味する単語。何やら物騒なネーミングのライオットビールが世田谷区内に誕生したのは、2018年のことでした。

 もっとも、RIOTにはスラングとして「めちゃくちゃ面白い」という意味もあるのだそうで、つまりはビール党にとっての面白い場作りをモットーに掲げているに違いない――と思いきや、然にあらず。創業時のブルワーさんは、次のように語っていました。
「店名に深い意味はないんです(笑)。ロックの世界ではよく使われる言葉で、語呂がいいのでなんとなくこの名前に落ち着きました」

 醸造初期は、麦芽の風味をしっかり利かせたイングリッシュスタイルのビールを日本で広めることを目的にしつつ、そこにアメリカンホップを投じることで、欧米の長所をミックスさせる手法で注目を浴びたRIOT BEER。
 代替わりした現在も、基本を大切にしながら様々な醸造手法を試している様子が窺え、多くのファンを喜ばせています。

 なお、RIOT BEERのブルーパブは、小田急線・祖師ヶ谷大蔵駅から徒歩7分ほどの好立地。
 世田谷発の美味しい“暴動”が、これからさらにどこまで拡散していくのか、心から楽しみですね。


〈Text By Satoshi Tomokiyo〉


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