今話題のblenderにできること【そもそもどんなソフト?】
今話題の3DCGソフトblender(ブレンダー)。
ゲームやメタバースなど、さまざまな方面で注目されているので、気になっている方も多いと思います。
そこで今回は、
を解説していきます。
blenderとはどんなソフト?
blenderとは、一言でいうと「無料で3DなCGを作れるソフト」です。
「3DなCG?」という方がほとんどだと思うので、まずはblenderの公式から、こちらの2本の動画をご覧ください。
すごいですね、、
本物みたいな人物にピクサーのようなアニメーション、広大な背景に実写合成と、なんでも作れちゃう魔法のようなツールです。
そんなblenderには以下の特徴があります。
誰でも完全無料で使えながら、有料のソフトに引けを取らない本格的な機能を持ったソフトです。
無料の理由は、寄付によって開発が進められているから。blenderの未来に期待する、世界中の企業や個人のサポートによって作られています。
マイクロソフトやフェイスブック、エヴァで有名なスタジオカラーなど、名だたる企業が開発の寄付をしています。
ただ、無料と聞いて
と思ったそこのあなた、あなどることなかれ。
blenderの魅力は、その高機能・多機能さにもあります。
一部の機能に特化した3DCGソフトもある中、blenderは自身の機能だけでCG制作の一連の工程をほぼすべて行えます。
無料だからしょぼいどころか、
と言われるぐらい充実したソフトなんです。
さらに、おそろしいほど頻繁にバージョンアップをしていて、その度に
・新しい機能の追加
・便利な改善
を繰り返しています。
しかもこのバージョンアップ、なんと2025年までの開発計画がすでに発表されています。
blenderは無料でありながら高性能、それでいて将来性もバツグンな「神ソフト」と言っても過言ではないでしょう。
blenderにできること【動画つきで紹介】
ではここからは、そんな神ソフト「blender」に何ができるのか、さらに詳しくYouTubeの実例と合わせて紹介していきます。
■モデリング
物体の形を整えて、3Dのモデルを作る作業
■スカルプト
モデリングの一種で、粘土のように3Dのモデルを作る作業
■マテリアル
物体に色や質感をつける作業
■テクスチャマッピング
画像をモデルに貼り付けて、より複雑な質感や凹凸を再現する方法
■リギング
キャラクターなどを動かすために骨組みをいれる工程
■アニメーション
キャラクターや物体を動かす作業
■物理演算
水、煙、風、布などを、計算によってリアルに再現する方法
■パーティクル
大量の粒子を発生させて髪などを作る作業
■ライティング
3D空間の中に光を設定する作業
■レンダリング
3D空間内にカメラを設置して、画像や動画として書き出す作業(線だけ抽出して漫画に使ったりもできる)
■グリースペンシル
3D空間に絵を描いたり、2Dアニメーションを作ったりする作業
■VFX
3Dで作ったものを実写と合成する作業
■コンポジット
実写合成だけでなく、画像や動画に加工を加えることもできる
■スクリプト編集
Pythonというプログラミング言語を使って、作業を自動化することもできる
■動画編集
カットやBGMの挿入といった動画編集までできる
まとめとお知らせ
とりあえず思いつくものをすべてまとめましたが、多機能すぎますね。これが無料ってもはや意味がわかりません。(褒め)
今はblenderだけじゃなく、その教材まで無料の時代です。
あれもこれもと覚える必要はないので、何か1つでもおもしろそうな機能があれば、この機会にblenderを始めてみてはいかがでしょうか。
これからさらに3DCGの需要が高まっていくことを考えると、早めに触り始めておいて損はないですよ。
こちらの動画で、インストールから画像の書き出しまでの一連の流れを解説しています。
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